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 織田裕二さん主演映画:『T.R.Y.』鑑賞

私は10年来の織田裕二さんのファンだ。最初に印象にあるのは中山美穂さん主演のドラマ『卒業』での青年実業家役で、それ以来織田さん出演のドラマと映画はとりあえずチェックし、ついでにコンサートにも毎年出かけていた位のファンではある(ちなみにファンクラブには入っていない)。だから映画をあまり見ない私でも『ホワイトアウト』以来2年半ぶりの映画となる『T.R.Y.』はもちろん見ようと思っていた。
そして本日レディースデー(入場料1,000円)を利用して、バスで25分程のところにある【ワーナー・マイカル・シネマズ 新百合ヶ丘】にて鑑賞した。

実は映画を見る前にネット上での映画批評を読んでみたのだが、それによると思いの他評判が悪かった。織田さんの役者としての問題も挙げられてはいたが、監督や脚本についての指摘がかなり多い。もともと原作があるものなので本と比べての出来も気になるようだ。役者としての織田ファンの間でも評判のあまり良くない意見が見られたので、どうなるかと思っていたのだが・・・。

個人的に言えば私にとっては楽しめた映画であった。「超一流のエンターテイメント映画」とか「スケールの大きい」「息もつかせぬ展開」というような印象を持たせ「すごい映画なんだ」という前評判を広めていたような気もするのだが、感動出来るとかそういう風に構えてみるのではなくて、(言い方は良くないかもしれないが)娯楽映画としてはテンポも良く十分に面白かった。私が歴史に興味のあることも幸いしていたのかもしれない。もちろん突っ込みたいところもたくさんあったのは事実だが、「それもまた楽しいかな」って思えるくらいで私には満足だった。

ただ脇で出ている役者さんの使われ方に「何の為の出演?」という疑問も残った。あとで某所を読んで知ったのだが、もともと2時間20分程あったものを1時間44分という映画にしては短い上映時間につめたそうだ。その段階でこんなことが起こってしまったのだろうかと思うと、もったいない。

そして織田さん。今回彼は“三流のペテン師”を演じている。好きでもない人から言わせると「何を演っても織田裕二」って言われそうな演技ではあったけれど、やはり私は役者としての織田さんが大好きだ。ペテン師らしく様々なスタイル(スーツが多い)で登場するのだが、終わりの方のシーンでの三つ揃いの黒のスーツなんてとても格好良く(*^^*)、ファンにはそれだけでも楽しむことが出来る。
ついでに、陸軍中将役の渡辺謙さんの軍服姿はとても迫力があり見ごたえがあった!

そんな『T.R.Y.』、もう一度見たらまた面白い見方が出来そうなのだが、とりあえず次は『黄泉がえり』を見に行こうと思っている。

−−−過去の今日のこと−−−

2003年01月22日(水)

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