いつも「できない、できない」とか「無理だ、無理だ」と思ったり、言ったりしている人には、当然のように障害が現われ、結果としては「やはりダメだった」ということになるのである。しかし、どんなに窮地に追い込まれていても、いつも「是非したい」とか「できる、できる、絶対できる」と思ったり、言ったりしている人には、そのうち、「願望の磁石」が自然と出来上がり、やがて障害は消え、援助者が現われ、ついには本当にできてしまうことになるのである。(謝世輝/東海大学教授)