ひとりカーニバル
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第六感、というものがある。
五感以外で感じる感覚のことで、直感や霊感のことを指して言ったりする。先日、私はこの第六感が働いたのを、確かに感じたのだ。
それは深夜のことだった。
家族は寝静まり、起こすといけないからと明かりを付けず、廊下の暗闇の中をヒタヒタと歩いてトイレに向かった。暗闇とはいえ、そこは勝手知ったる我が家。いくつか段になっているところを確実に降りていった。が、ある段に足を踏み下ろす瞬間。サッと私の頭の中に映像と共にある言葉が浮かんだ。
「ゴキブリを踏む」
そしてそれは現実となった。
後から「すげえ、あれを第六感っていうのかな」と思ったが、それがまったく生かされていない、結局ゴキ踏んだ、という事実で「意味がなかった…」というやるせなさに包まれた。
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