ひとりカーニバル
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2002年10月12日(土) |
チャーシューの美味しさ |
b-maxさん(以下まっきす)とラーメンを食べに行ったときのことだ。
上にのっかているチャーシューは厚く、箸で切れる程にやわらかい。シャキシャキとしたもやしがうれしい。マスターであるおじさんが「はい、どおぞー」とラーメンを出してくれたのが、印象的だったお店。
身も心も満足。さぁ帰ろうか、とレジでお勘定することに。
ふたり分合わせて、1650円。
まっきすが2千円出してくれたのだが、その時わたしは、自分のサイフの中に650円があるのを見つけたのだ。
「あ。650円あります!」
手のひらにチャリチャリと銭をのせ、渡そうとした瞬間。それを見たまっきすが『魚ッ』(ギョッ、又はウォッ)とした表情になり、わたしの手を押しとどめ、慌ててお店のおばちゃんに言う。
「いいです。それでとってください!」
ワケがわからないまま、そそくさとお店を出たあと。「ナニナニ?わたし何かまずいことした?」と聞くと
「いや…、手に605円持って、『650円あります!』って言ってたから…」 「いくら穴が空いてるとはいえ…」
なにぃ!とサイフを確認すると、なるほど。そこに50円玉のお姿はなく、5円玉の存在がその事実を物語っているのであった。
彼の『魚ッ』としたあの表情は、『見てはいけないものを見てしまった!』という表情だったのか。めっきりもうろく20代前半。
「じーさん飯はまだかいのう」と言い出す日は近いかもしれない。そんなのイヤだ。
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