ひとりカーニバル
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2002年01月31日(木) ヒッチハイクの落とし穴

車で学校付近の道にさしかかった時、高校生がヒッチハイクしているのを見かけた。

授業も終わって生徒がわらわらと帰る中、学校を出てすぐのあたり。親指をびっと立て、明らかに車をつかまえようとしている男子二人組み。いつもの帰り道、変わりばえのない日常に彼らは自らカツをいれ、アドベンチャーを求め始めた。いつもの通学方法で帰れよおまいら。

しかも彼らは車を選んでいるようで、サインを出したり出さなかったりしている。前の方を走るでかいワゴン車にはサインを出さない。それは載せてくれそうなドライバーを見ているのか、それとも恥じらいなのか。今更感。

などと思っていると、わたしの走らせるシビックに向かってサインを出し始めたではないか。おいおい……命知らずな。彼らはわたしの運転技術が、人を乗せたとき、一層負の方向へ加速し始めるのを知らない。それを物語る、シビック後部のへこみ。

とりあえず、後ろ向きで彼らに近づいていきたい。


絣 |MAIL

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