ナイモノねだりというものは、無いから余計に欲しいもの。 けど、あっても満足はしないでしょうけど。
こんばんは、あまつばめです。 職場の体重計に乗ったら2キロ落ちていました。 苦労しても落ちない体重ですが、病気だと短期間で落ちるなんて・・・ まあ、筋力が落ちているだけなのですぐに戻ると思います。4日も寝込めば当然ですよね。
家には体重計がありません。 5年程前に壊れたとき、「使う人もいない」という暗黙の結論が出て、買いなおしていないのです。
よくよく考えてみると、それからでしょうか。母はどんどん丸くなり、父はどんどん細くなっています。 体重計がないと本人の気のすむように変化していくのでしょう。 目安になる確かな目盛りがないと人間は自分を維持できないのでしょうか。
数字というのは無感情な分、残酷なのです。
話は変わって、今日の帰宅途中のことです。 不意に和菓子が食べたくなりました。 といっても、9時過ぎに和菓子の店はやっていないでしょう。都会ならまだしも、田舎ならなおさらです。 駅先のコンビニによることにしました。
その道すがら、どんな『和菓子』が欲しいのか考えてみました。
まず、春らしい雰囲気のものです。梅や桃の花を模した薄紅色や、一面の菜の花畑のような淡い黄色だったら最高です。 つぎに味ですが、あっさりした口中で溶けるような甘さ。雪のように確かな感触はあるけど重さを感じず消えていく後味の軽さです。 最後に小さいこと。お腹いっぱい食べる楽しさもあるのですが、ほんの少ししか食べない物足りない楽しさ。まだまだ食べたい気分を押さえるもどかしさが欲しかったのです。
まあ、ここまで考えると専門店にでも行かなければ売っていないでしょう。 昼休みに買いに行かないかぎり、勤め人には縁遠い代物なのです。 しかたなく饅頭を1つ買っていきました。 でも、余計に食べたい気持ちになりました。
みなさんの好きな和菓子ってなんですか? 私の一番は『黄身しぐれ』です。
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