イタリアの空(わからんて)(2002.1.14)
2002年06月28日(金) |
++夢にまで見た・・・++ |
Kちゃんの
「ちょっと!B’z出てるよ!!!」
の声で起こされ、ノロノロとメガネをかけてテレビを見たそんな江戸の朝。
稲葉さんが笑顔でスティーヴンと歌っている画面を見たところで 朝のフキゲンはなおらなかったあたり、私の低血圧は筋金入りとみた。
そんな私をよく知っているKちゃんは、 自分が起きてから小一時間ばかり
「起こすべきか。でも怒られるかも。 でもでももう起きなきゃいけない時間だし。」
と悩んでいて、ちょうどテレビに昨日のLIVEが出たので
これなら起こしても怒られない
と、ほっとしたそうです。気を使わせて申し訳ない。
もうすっかりいい時間になってしまっていたので、仕方なく起きて準備。 まずは朝食を食べに行こうと、ホテル近くのカフェ(かなり安かった)で サンドイッチとコーヒーを飲んでいる間にやっと目が覚めてきた。
今日の予定は私が以前からず〜〜っと夢に見るほどに行きたいと思っていた 某所へ行くことに決定! 念願叶いました♪
ホテルに戻り、荷造りをすませチェックアウト。 その足で目黒へ向かいます。
目黒駅からてくてくてくてくてくてくてくてく。 いくら歩いても到着せず、少々うんざりし始めた頃に見えてきました、
目黒寄生虫館
夢に見るほど行きたかったのかいって?
・・・・・ハイ。
以前、「寄生虫館物語」と言う本を読んでからず〜〜っと行きたくてたまらなかったのです。 ええ、あの、私が決定的に刺身や寿司を食べられなくなった原因の本。
中に入ってみると、簡単なパンフがあり、スタンプも置いてあったので 押してみたところ、そのスタンプの中にご丁寧にも寄生虫の絵が。
「・・・・・・・・・。」
気を取り直して館内探索。 いきなりずらずらずら〜〜っと寄生虫が並んでマス。
「ぎょえ〜〜〜〜!」 「気持ち悪い〜〜〜〜!」 「かゆいかゆい!」
などと、大騒ぎしていたのは、 別に行きたくないのにつきあわされたKちゃんである。
寄生虫だけでなく、魚の目に寄生したものを魚ごとアルコール漬けにしていたりして、 なかなかグロイ光景でございました。 1階を見ている間に続々とお客さんがやってきて、
「気持ち悪い〜〜!」
と騒ぎつつもじっと見るという人間の深層心理を目の当たりにした。 こわいもの見たさとはこのことか。
2階にあがると書いてあります、寄生虫防止策。
「肉や魚はよく火を通す」 「野菜はよく洗う」
やっぱり刺身はダメなのね。いいや、食べないから。
で、とうとうありました、
「8.8mのサナダムシ(日本海裂頭条虫)」
フナ寿司かなんかを食べた人から出たものらしいです。 ちゅか、よくこんなに大きくなるまで体にいたものだ。 端から端までくまなく見て、尻尾だと思っていた方が頭であったということに驚いた。 ここに来なかったら知らないままだった事実(感無量)
その隣のコーナーに行くと、動物(犬や猫)から、人間に入ってくる寄生虫の説明があり、 非常にブルーになった。
販売コーナーに行くと、 ●寄生虫Tシャツ ●寄生虫ストラップ ●寄生虫絵はがき ●寄生虫ネックレス など売ってました。ダレが買うんだ、ダレが。
すっかり打ちのめされたKちゃんは、
「私もう刺身なんか食べない。」
と昨日の元気はどうしたんだというくらいションボリしてしまっていた。
またしても目黒駅までの距離を果てしなくてくてくてくてく歩く。 東京駅まで電車に乗って行くとお腹がすいてきた。←ぜんぜん打ちのめされてない人
大丸の上の方の階へ行き、ハンバーグを食べていると、 サラダを食べていたKちゃん、とんでもないことを言い出した。
「この野菜ちゃんと洗ったのかな?寄生虫いるかも。」 「なんちゅーこと言うねん!」
ああ、外食は寄生虫の危険がイッパイ(涙
大丸にて昨日見繕っていたお土産を買い、 お先に帰っているM姉妹に、チケット徹夜購入のお礼のケーキも購入。 Kちゃんはプリンがいいと言うので、デパ地下グルメで人気のあるらしいお店でプリンも買って、 新幹線乗り場へ。
さっき買ったプリンが3時間しか持たないと言われたので、 それを食べつつ故郷へ帰ったのであった。
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