イタリアの空(わからんて)(2002.1.14)
2002年01月16日(水) |
++イタリア旅6日目<ローマ>++ |
この旅、一番の早起き。 眠い目をこすりながらも6時過ぎにホテルを出た。
ホテルの前にタクシーがいたので、運転手さんに行き先を書いた紙を見せると
「OK! OK!」
と、わざわざ車から降りてきて、ドアを開けてくれた。
そういえば、フィレンツェで切手を買った時も、店を出ようとしたら 前を歩いていた男の人がドアを開けて待っててくれたわ。 こういうのが身についてるんだなぁと感心。
タクシーに乗った瞬間から運転手さんはイタリア語でベラベラしゃべり通し(笑) なんとなく「ローマには何日滞在するのか」とか「昨日はどこを観光したのか」 などと聞いているのがわかったので、なんとか返事をしていた。
でも、どうしてもわからない言葉を何度も言う。 「?????」と困っていると、運転手さんが車を急に止めて、 辞書を取り出し、指さして私達に見せてきた。
それはイタリア語を英語で訳した辞書で、読んでみたところ
「今夜一緒にどう?」
という意味だった( ̄ー ̄;
「わははははははははは(汗」
と二人で笑ってごまかしていたら、その後も「アモーレ・ミオ」だの何だの言っている。 わからないフリをしている間に現地に無事到着♪ 降りる時に頬にちゅーを何回もされ、(イタリアでの挨拶は両頬にキスした後にハグ)、 お金を払って降りようとすると、私の手を握って離さない(汗
「ぎゃあああ〜〜! どうしよう!」
先に降りていたKちゃんは大爆笑。
なんとか手を離してもらい、集合場所のホテル(テルミニ駅近く)へ。 あまりに早く着いてしまったのと、ツアーでついてる朝食を食べずに来たこともあり、 ここのホテルで何か食べようとうろうろ彷徨った。
するとたまたまここのホテルに宿泊していた日本人ツアー団体客の添乗員さんがいて、 ホテルの人に食事していいか聞いてくれた^^ ここの朝食ビュッフェは私達のツアーより豪華だった(笑)
おなかもいっぱいになった所で、マイバスツアー集合。 これは現地発着のツアーで、KちゃんがJTBでたのんでおいてくれたもの。 せっかく来たんだし、「ヴァチカン博物館」へ行きたかったのです。
ヴァチカン博物館というのは「ヴァチカン市国」という世界最小の国の中にあり、 カトリックの総本山。ローマの芸術遺産のほとんどがここにあるといわれるほど。 イタリアの中に別の国があるというのも変わった感じですなぁ。
到着した時には、まだ開館の時間ではなかったので外で並んでおきましょうということに。 入り口まで行くと、同じツアーの人が8人くらいいた(笑) 個人的に乗り合わせてタクシーで来たらしい。
今日はイタリアに来て初めて雨が降り、気温も低かったので開館前なのに 博物館の人が気をきかせて館内で待たせてくれた。 空港のように金属チェックみたいなゲートを通り(荷物も別にチェック)中に入るようになっていてビックリ。 待ってる間に私達はツアーなのでいち早くチケットをもらう。
これがまたかわいい!
開館の時間になり、ガイドさん(イタリア在住24年の日本人女性)からイヤホンを受け取り、 さっそく館内をまわる。 ラオコーンの像やベルヴェデーレのトルソ、ラファエロの間でのフレスコ画。 いろいろとその意味の説明なんかも聞けて、マイバスツアーをたのんでよかった☆ 有名どころを余すことなくまわってくれた。
個人的に来ていた同じツアーの人達はどこに何があるのかわからず迷っていた(笑)
その後、一番楽しみにしていた「システィーナ礼拝堂」にある「最後の審判」! これは以前テレビで10年以上にわたって修復をしているというのをやっていて 「すごいなぁ、生で見てみたいなぁぁぁ」 と思っていた天井画です。
もうとにかくすごい迫力で、まわりに椅子があったので数十分座って見上げてた。
「ああ、来てヨカッタ(じ〜ん)」
館内をまわっている時に窓をのぞいたら雪が降っていて、ガイドさんが急にはしゃぎはじめた。 どうしたのかと思ったら、ローマで雪が降ったのは10年以上ぶりなんだそうだ。 「明日のニュースはコレばっかりですよ!」 と喜んでいたので、珍しい瞬間に滞在出来たのかと思ってなんとなく嬉しくなった(笑)
全部見るのは3、4日かかるというので、また来れたら来たいなぁと思いつつ 有名な螺旋階段を下りて博物館を後に。 本当は残ってサンピエトロ大聖堂も見たかったんだけど、時間がないのでやめた。
バスで元のホテルに戻って解散した後、徒歩で観光するため出発! 歩いてすぐ、リストランテを見つけ、外にメニューを置いてあったので二人でのぞき込んだ。 「どうする?」 「今食べておいた方がいいかな?」 と相談していると、後ろから腰を抱かれた( ̄□ ̄;)!!
「かわいい♪(日本語)」
なんだっ! 何事だっ!?
振り返ると若いお兄さん(イタリア人、男前)。 よく見たらこの店の店員であった(笑)
お兄さんも出てきたことだし店内に入り、本場のピザを食べることに。 ピッツァマルゲリータを注文し、食べていると、 やたらお兄さんがやってきては、 「おいし? おいしー?」 と日本語で聞いてくる(笑)
「ボーノ!(おいしい)」と人差し指で片頬をぐりぐりして見せると、 納得した様子で去っていき、今度は 「ドルチェ? ティラミス?」 などと聞きに来て、ほっといてくれなかった(笑)
おなかいっぱいになったところで、がんばって歩きます♪ まずはオペラ座の横を通り、4つの噴水を見に行く。 あまりにしょぼかったので写真も撮らずに骸骨寺へ(どこ行ってんだ)。
無事に着いたものの、骸骨寺はシエスタで休んでいて、開くのは2時間後くらいだったので 諦めてまた歩く。Kちゃんの希望でハードロックカフェへ。 買い物をした後にさらに歩く。
やっとのことでスペイン階段に到着♪ 今日はなぜか人が少なくて写真撮り放題だわっ!
←写真上部の道はコンドッティ通りといって別名ブランド通り
残念ながら雨で階段が汚れていたので座って写真を撮ることができなかった。 階段を下りていると、2人組のイタリア男がこっちを見ていて、気にせず通過しようとしたら投げキスしてきた(汗 随分愛想ええなぁ・・・。
Kちゃんが写真を撮ってくれというので、Kちゃんを階段に残し、私は噴水前まで降りてカメラを向けようとした時、さっきのイタリア人の片割れがKちゃんに近寄っているのが見えた。
「大丈夫か、おい」
と思いながら見てると、二人急に腕を組んでこっちを向いた。
こ、これは撮ればええんかしら。
パチリと撮った後、Kちゃんに聞いたところ 「なんかしらんけど『トゥギャザー』って言われたん(笑)」だそうだ。
その後はコンドッティ通りにあるカフェ・グレコでお茶することに。 中でカフェラッテとティラミスをいただいた。
右の写真のカフェ・グレコの窓は、ヘプバーンが床屋で髪を切った後、この窓を鏡変わりにして髪をちょっと触って見るシーンで出たところ
なぜかここにいた日本人客にトイレチップの相場を聞かれる(笑) やっぱり最初はツアーで来るもんだなぁと思ったわ(いろんなマナーを教えてくれるので)。
のんびりした後、昨日行ったトレヴィの泉へ。 ここで寄った免税店にトイレ行きたい時は寄ってくださいと言われていたのだ。 イタリアではトイレ探しに苦労する。
ここには日本人の店員さんがいるのでいろいろ道を教えてもらい、再出発!
道に迷いながらも「真実の口」を探して歩く歩く♪ 途中、白髪の外人さん(一人で地図を見ながら歩いていた)に声をかけられる。 「なんたらかんたら〜〜マウスマウス!」 マウスだけ聞き取れたので、同じ目的地だということがわかり、一緒に行くことに。
歩きながらもいろいろ話したんだけど、やはりイタリア語よりたくさん理解できる。 中・高校の英語教育もムダじゃなかったんだと思ったわ(笑)
無事に到着して、おじいさんとはお別れ。 残念ながら、真実の口は修復中で近寄れなくなっていた。 手を入れてみたかったのに〜〜〜;;
隣にあったお店で絵はがきを数枚購入し、帰ることに。 タクシー探しに30分ほどかかり、ぐったり。 イタリアでは流しのタクシーがいないため、ほんとに大変だった。
今度のタクシー運転手は無口な変わりにイタリアらしい運転をしてくださいました。 死ぬかと思った(汗
新しい車線を勝手に作ってるし〜〜〜 反対車線を逆走してるし〜〜〜
当然、朝のタクシー料金より安かった。(距離も朝より遠かったハズなのに)
今日一日でイタリアを満喫できました(いろんな意味で)。
晩ご飯は持参していたカップラーメンが邪魔だったので、それを食べることに。 お茶を飲んでほっと一息してお風呂をすませ、なんと
9時就寝(小学生ですか、あなた)。
(ローマ ERGIFE PALACE泊 シャワー&バスタブ付)
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