ふつうっぽい日記
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13日から18日まで帰省していた。正確には13日の夕方から18日の昼まで。13日は午後2時近くの新幹線だったのに何を血迷っていたのか(?)12時には新大阪の駅に着いていた。つまり、2時間近く時間を潰さなければならなかったのだ。頭の中では出発の30分前に新大阪に着いてから土産を少し買えばいいと考えていたのに。重い荷物を引きずり、散策する気にはもちろんなれずにロッカーに預けた。喫茶店で時間を潰すことも考えたりしたがちょうどお昼時で急がしそうなサラリーマンの近くで時間を潰すのも気を遣いそうだったのでパックのジュースを軽く飲んでから駅の中の雑貨屋や本屋、土産物屋を回って2時間過ごした。本屋では母の誕生日の希望の品である家計簿と新幹線の中で読む本を2冊買った。2冊の内の1冊は英訳がついた4コマ漫画で気楽に読めそうなので選んだ。主人は週刊誌を1冊読めば2時間なんてあっという間なんて言っていたが、どうも、週刊誌を買うのはもったいない気がしたのだった。最後に土産屋に行ったが思いのほか、迷ってしまい、ハラハラしながらロッカーから荷物(スポーツバックとUSJのショッピングバック)を取り出してのりばへと急いだ。
乗車したのは「ひかりレールスター」。新幹線の中では新型車両で、人気のある種類。3人席のないタイプの車で(2列通路2列)足下もゆったりとしていた。新大阪の乗車は、平日の昼過ぎということで通路側まで埋まるほどの数ではなかった。新大阪発だったので荷物を棚にあげるのも気楽にできた。2つの大きな荷物も棚にあげた。着駅も博多なので終点ってことでゆったりと降りることができるので気楽だった。しかし…
福山だったか岡山だったかで隣の席の入れ代わりがあり、私は一人“穴があったら入りたい思い”をすることになったのだった。私は少し本を読み、うとうとと眠りについた。私の席の隣に若者が着席し、1駅で降りていった。そして、入れ違いでおやじさんが乗ってきた。そして、おやじさんが降りた(と思った)。その時に目を覚ましたらしい。すぐに通路側の人間はやってこなかったのでここの駅からは隣の席は空いているのね、なんて確信して、隣の席の前の網ラックの中に無造作だがきれいに差し込まれた新聞に気付いた。よく見ると英字新聞らしく珍しくなり、私の手は誰かの新聞を触っていた。ちょうど、手に取りなになに?とページをめくろうとしたまさにその時、通路側の人がやってきたのだった!私は「すみませんm(_ _)m」と小さな声で言って、新聞をもとあったところへ戻して寝たふりをしたのだった。その時私の頭の中は活発に思考していた。「あの新聞は今、席にやってきた人のモノで新聞を買ってそこにさして、車内で何だかの用事があって離席して戻ってきたのだ。絶対、そうだ。だとすると、私はすごく変なやつだ…買ったばかりの新聞を見ず知らずの誰かに勝手に読まれている…」と。寝たふりをしながら、隣の様子を観察していた。しかし隣の席の男性は鞄から単行本のようなのを出して靴を脱ぎ、読んでいるのだ。網ラックの新聞にはこれっぽっちも触らない。再び、私は思考した「降りた人が置いていったモノだったのか!!!だとしたら別に私が勝手に取っていても文句はないじゃないか!!…でも…」でも、私は最低でも今、隣に座っている男性が降りるまで眠っている人を演じるしかなかった。
無事、実家に着いたら着いたで「377号って夜9時くらいに着くんじゃなかったの??!!」と言われ実家にあった時刻表を見せられそれが(古い)4月のものだったことが誤解の元だったにも関わらずなぜか私は責められた気持ちでいっぱいだった。歳をとると頑固になるというが、父は輪をかけてそうだ。4月から半年は経っているとはいえ、新幹線の時刻表なんて滅多にチェックするものじゃないし、在来線がそうであるように時間が変わっていてもちょっとだけだと思ったのも分かるのだけど…しまいには「JRに文句言ってやる!!」とまで言われ、「ああ~!もうイライラするっ!!早く着いたことはいいことなんだし、済んだことはもう、終わり!!」と強引に会話を止めるしかなかった。
イライラしたのも初日だけで、後は美味しいひととき(?)だった。続きはまた明日。
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