2010年11月18日(木) |
自由に行動できるということ |
自分のすぐそばに 大切にしなきゃならないものが 少ないほど 自由なのだと思う
大切にしなきゃならないものが 多いほど 時間の扱い方や お金の使い方 体力の分散のさせ方は 難しくて 葛藤も苦労も多いのだと思う
人を大切にする 仕事を大切にする やりたいことを大切にする
けれど 時間もお金も体も 限界があるなかで すべてを大切にするのは とても調整が難しい すべてをうまくこなすのは 大変だ
だから きっと大切なものが多い人は 自由な 時間もお金も体力も 少ない
そしてそれを逆に考えてみる
今 私に自由があるのは どうしてか
こんなに大切なものがたくさんあって 私に大切にされている もの それらが全て満たされているのは どうしてか
バイトをしすぎて時間を失くすこともなく 時間を失くさないおかげで歌の練習ができ バイトと歌を両立しながら恋人に会いに行き 彼が寂しくならないように大切にする
バイトをしなくちゃ 東京に一人暮らしできない 彼の元に行く交通費できもない 奨学金も返せない
……… 全てを大切にしたいけれど ひとつ大切にしきれてないことで 私は自由を得ている
家族 遠く離れた故郷の家族 私に仕送りをする 応援してくれる家族
歌の勉強を大切にするために 恋人に会う時間を大切にするためにも 私はバイトをしすぎたくない
しなくてはならないのに 本当はお金をたくさん稼がなくてはならないのに
私は 家族の自由を喰らって 自分の自由を得ているんだ
大切にしなきゃならないものが多いほど 自由は少なくなるはずだ 大切なものがあるはずなのに 自分が自由を得られているなら それは きっと誰かの自由を犠牲にして 得ているものだ
|