人生に無駄はない、と言いますが このご時世に何故か、 女性のみに止まらず男性にまで ムダと言われる存在の
『ムダ毛』
”きれいなお姉さん”を始め 日本の若い女性が必死こいて 剃刀、毛抜き、ろぉらぁ、れぇざぁ等を 駆使して、ソレの繁栄阻止に苦心します。 すね毛、うで毛、わき毛、果てはへそ毛まで 『ムダ毛』と認識された者達。
カラーリング,エクステンションまでされる まゆげや髪の毛とは明らかな格差。
彼等の何がムダなのか。 世の中の人間は彼等に何の価値もないと そう思っているのでしょうか。
かく言う私もワキゲ処理には 毎日が日曜日、毎日が格闘技、芸術は爆発だ と思うことが多いのですが…。
もとよりこれら体毛は 体温保持のために生えていたものと考えられます。 しかぁし、なーぜかどーしてか サルから人間になる際に 大切な毛はワサワサと姿を消してしまわれたのです。
おかげで人間は葉っぱを貼り付けたり 他の動物の皮をはいだり 毛を頂戴したりして、暖かくしなくては ならなくなってしまいました。
きっと、太古の人間は、生皮を被っては なくした毛のありがたさを 深くかみしめたことでしょう。
若い頃ソリコミを入れてつっぱってたあの人も 今頃はなくした毛のありがたさを 噛み締めながら辺見エミリさんに電話しているんです。
無駄などない,無駄などないのです。
それなのに何故!
…なぜなら,強いて言うなら彼等は 『邪魔毛』 なのです。
まゆげが過剰に太ければ、化粧がしにくいでしょう(多分 わきの下に剛毛が蔓延っていては モサモサして気持ちが良くないでしょう。(多分 スネや腕にたくさん毛がはえていたら 夏は暑いし冬は静電気がおきるでしょう(多分…苦しい。
現代の人間のニーズにあった 生え方をしなければ 体毛も消えていくしかないのです。
ああ、儚い・・・!
いつか、ツルツルになった人間は言うんです。 エステにワキ下植毛をしに通いつつ言うんです。 「いまどきワキ毛っしょ!」

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