- 2005年03月13日(日) 水を守るLIVE
原案帳#23にも書いたけど、静岡駅ビル「パルシェ」にて『静岡の水を守るLIVE』が開催され、それに出演させてもらった。
せっかく写真撮ってもらったので、ここにもUPしてしまう。(これは原案帳#23とは別の人の撮影)
(画像をクリックすると元のサイズの画像が表示されます……が、かなりデカいです汗)
まあ、つまりその、こんな感じでした。
静岡市の清流がダイオキシン汚染されそうだ、という問題は、この問題にしっかりと取り組んでいる方から聞いた話をまとめると(勝手にまとめるので間違いもあるかもしれません)、だいたい次のような事件のようだ:
・建築解体業者がここ10年かそれ以上にわたって解体した建築物の廃材を「野焼き」して、低温焼却の結果発生する大量のダイオキシンを含んだ焼却灰を藁科川支流の河川敷近くに放置した。
・付近の住民(の一部)が焼却灰の撤去を求めたが、解体業者は廃業してしまった。
・行政に撤去を求めたが、行政はあいまいに業者に「指導」するだけで、実際には撤去は行われず、それどころか焼却灰の上に土盛りをしてごまかそうとした。
(土盛りはとてもいいかげんなもので、雨が降ったら崩れてしまった→それが川に流れ込む?)
・ダイオキシンの濃度は、ある調査によれば三千ppm以上にものぼるそうで、近年騒がれた埼玉県の事件で検出された数値の10倍にもなる。
どうも、行政がまともな指導もせずに事実上放置してしまったのは、解体業者が保守系の政治家とつながっていたこともかかわりがあるらしい。
まあ、それ以前に行政の意識がとても低いレベルにとどまっていて、市民の健康より、自分たちの行政責任を問われたくない、保身を図る一心だと思う。
……ということを、わたしは「自分の問題」だと思ったから、このライブに出演させてもらった。
もう「昔のバンド」になってしまったけれど、Rebeccaの曲「MOON」の歌詞を思い出した。
壊してしまうのは 一瞬でできるから
大切に生きてと彼女は泣いた
意味は違うんだけど、
自然環境がどれほどの時間をかけて今ある姿になってきたか、
そうしてそれを人間がどれほど簡単に壊してしまうか、
わたし自身の行為も含めて考えていきたい。
今のところ日本一面積の広いこの静岡市の市民として、その大半を占める自然を「無駄遣い」してしまうのではなく、本当に共生していけるように、少しでも意識をもって生きていきたい。