- 2004年07月29日(木) 性同一性障害で戸籍の性別変更認める
asahi.comの記事より
性同一性障害で戸籍の性別変更認める 那覇家裁が全国初
心と体の性が一致しない人の戸籍上の性別変更を認める「性同一性障害特例法」に基づき、那覇家裁が沖縄県内の20代の成人に対し、戸籍上で男性から女性への変更を認めたことが分かった。16日に同法が施行されてから、全国で少なくとも9人が変更を申し立てているが、変更が認められたことが公になったのは初めて。
28日に同家裁が変更を認めた。本人によると、申し立て後、1度だけ30分ほどの審問があった。同家裁は「現在、安定的に女性としての社会的アイデンティティーを取得しつつあることが認められる」とした上で、戸籍上の性別が男性とされている点について「大きな精神的苦痛を感じていることも確かのようである」として、性別変更を認めた。
本人は幼いころから男性としての自分に違和感を感じ始めたという。ヨーロッパへの海外留学を機に女性として生活するようになり、カウンセリングやホルモン療法を経て、昨年、家族の了解も得て海外で性適合手術を受けた。
しかし、銀行の窓口で「あなたの口座ではないのでは」と疑われたり、海外旅行ではパスポートの性別欄と外見の違いから収監されそうになったりした。今年に入って名前の変更を同家裁に申請し、認められていた。
本人は「アイデンティティーを否定され続け、つぶされそうになったこともある。失われた20余年間をやっと取り返した。女性に戻れてうれしい」と喜びを語った。 (07/29 13:13)
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まずは、よかった。