- 2002年10月23日(水) まだGID板……
★1・GID板(なんでいつまでも拘るか？)
★2・きっかけ
★3・ボノボとチンパンジー
★4・戦争の中の「性欲」ううう、まだ拘ってる……
で、なんかそれなりのことを書いてしまったので、
こちらにも転載。
「メンタル系GID」というのを考えるスレ
http://www.bbs2.jp/test/read.cgi/gid/032447799/l50
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419 名前：1 [2002/10/23(水) 19:06 ID:xZ4ay1EA]
>>418
私はもともと、そんな政治的な思惑でこのスレを始めたわけじゃありません。
もちろん、418さんがおっしゃるような「脳の性分化説」に疑問を呈する、ということもあって、
「いくらそんな説を言われても自分はそれとは違うような気がする」
ということから始まって
「じゃあ、本当のところはどうなんだ？」
という疑問に答えが出したいから、議論を始めようと思ったのです。
だいたい、今年のGID研究会でも(もちろん昨年も)
「脳の性分化説」はかなり信憑性が低い、というのが専門家の皆さんの趨勢だったと思うので、
その説は実はあんまり相手にしていません。
たぶん「小さい頃から女の子として生きてきた」という人たちが
「決して自分の認知の歪みとかそういうのではなくて、付加逆な身体的障害なのだ(だからこそ
SRSとかが不可避なのだ)」
というような主張をしたいがために支持している、というところがあるのでしょうけれど、
確か医学的にはかなり「？」がついてしまっていて、
その説を本気で捉えている専門家はほとんどいないのでは？
(もしも違ってたらごめんなさい)
つづく
420 名前：1 [2002/10/23(水) 19:08 ID:xZ4ay1EA]
つづき
私にとっては、……スレの初めに言ってることを破ってしまうけど……
「真のTSにとって、GIDは精神障害ではなく身体障害」
という言い方に、最も大きな違和感を感じてしまうのです。
男の身体を持っている人なら誰でも
「自分は男の身体を持っている」と思うに決まっていますよね。
(↑単なる同語反復的な意味しかないです；その程度のレベルだったら「真の……」という人も同じだろうな、と思う)
その上で、それでも「自分は女性だ/女性に属する」と考える、というのは
先天的・後天的のいずれかはわからないけれど、いずれにしても何らかの「認知の歪み」があって、
その歪みを正すよりも歪みをじょうずにアレンジして社会適応できる状態にする、というのが
医療がとれる現実的な方向性ではないか、と思うのです。
421 名前：1 [2002/10/23(水) 19:11 ID:xZ4ay1EA]
ただ、そのことを論争すると、きっと
「目の前に林檎がある。だが、その林檎は本当に存在するのか、否か？」
というような、私にはとても答えられないような問答になってしまうと思ったので、
メンタルの上で「性同一性障害に固有」の論理ではなく、
他の観点で説明できないか、と思ったのでした。
422 (略)＝他人からのレスなので
423 名前：1 [2002/10/23(水) 19:16 ID:xZ4ay1EA]
私自身は、性同一性障害は「人格障害」の一種だと思っています。
(だから、ここみたいに多くの人たちが集まる掲示板などでは
お互いにちょっとずつ異なる「認知の歪み」のせいで、すぐに不毛っぽい罵りあいになってしまう（ｗ)
ただ、人格障害を扱うお医者さんたちはほとんどGIDに言及していないようなので、
だったら自分で考えてみようかなー、と。
他の人の意見も参考にしたかったから、
こういう掲示板を利用させてもらうことにしたのです。
424 名前：1 [2002/10/23(水) 19:16 ID:xZ4ay1EA]
(略)＝他人へのレスなので
425 (略)＝他人からのレスなので
426 名前：1 [2002/10/23(水) 19:27 ID:xZ4ay1EA]
>>423 (やばい、自己レス入れたくなった……鬱)
「人格障害」と「AC(または家族機能不全)」は重なる症例について異なる見解を述べた面があります。
なかなか洗練された言い方ができないのでわかってくれる人がどのくらいいるかわからないけれど、
たとえば>>416みたいな説明でGIDをACの観点から説明することも可能です。
で、ACの人にとってその結果としてのさまざまな精神的症状から「回復する」というのは、
その人が抱えている「認知の歪み」を正し、しっかり社会適応する、ということ、と言われているようです。
つづく…… なんでだよぉ……(-_-;
427 名前：1 [2002/10/23(水) 19:29 ID:xZ4ay1EA]
つづき>>426
ただ、おそらくACの回復で目指すような「社会適応」は、GIDを抱える人たちにとっては
……ていうかSRSを目指す人たちにとっては、と言い直したほうがいいのかな……
「回復＝SRSは不要」ということになってしまうので、あまり好ましくないと思っている人が多いのでは。
ていうか、意味をよく知らずに
「あんたみたいなのをアダルトチャイルドっていうんだよ」
みたいな言い方をしているのを見たことがあって、
ああ、まともに知っている人がここにはいないんだ、と
すごくがっかりしたことが、某HPの掲示板でありました。
それが悔しいからいつまでもくどくどこんなことを言っている、というのも
実は個人的にはあります。
私は、自分が「原家族(つまり自分が生まれ育った家族)」において、
どんな「役割」を負わされて、その結果としてどうやってGIDを得ることになったか、
少なくとも自分のことだけはなんとか説明つけられそうな気がしています。
428 名前：1 [2002/10/23(水) 19:38 ID:xZ4ay1EA]
>>427
でも、それをここで書く気には、とてもなれません。
だって、「原家族」に対して、つまり両親やその他の家族に対して
ある意味「泥を塗る」ような内容のことに言及しなければならないから……
両親とも亡くしている私には、そんな天に唾するようなこと、
ていうかそのように誤解されるようなこと、
誤解しやすい人の多いところで言いたくないもん。
429 名前：1 [2002/10/23(水) 19:44 ID:xZ4ay1EA]
>>425
まあ、程度の問題として
「ぱっと見た時、どうしても男に見える人とは絶対に違う!!」
と言いたくなるような人もいると思うし、
「黒縁めがねかけて髪の毛からフケいっぱい出して
もそもそしているおっさん」みたいな理屈を言う人がいれば
「オヤジの屁理屈、きしょい！ 自分は絶対違う!!」
と言いたくなる人もいるのかな、と。
……って、ああ、また手投げ弾を投げてしまったような気分。
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……ああ、もう。(;o;)(-^-;
417 名前：1 [2002/10/23(水) 18:50 ID:xZ4ay1EA]
このスレ見た時に、きっと多くの人たちが思いながら、でも黙っていたであろうこと：
そもそも「性同一性障害(GID)」は、精神疾患ということになっている。
ということは、農協(＝あいづ)とかが勝手なことをぐちゃぐちゃ言うまでもなく、
専門家の見方はそれなりに確立しているのではないか？
私(あいづ)も気付きました。ほんと、あいづばか。
で、そのことを専門家に「教えてちゃん」しに行こうかな、と思い立ちました……最近、ほとんど「エロ本」でも見るような感覚で、
『サルの百科』を見ている。
多かれ少なかれ、霊長類は「性」についていろいろ悩みながら進化してきたらしい。
(まあ、「進化」と言い切るのはどうかな、という気も、すっごくするけどさ……)
その中で、面白いこと：
ボノボ(ピグミーチンパンジー)：
女系家族的。
メスはオスより優位に立っている。
メスの安全を守るのは、性的な接触によるコミュニケーション。
「ホカホカ」と人間が勝手に呼んでいる行為は、
ちょうど人間でいえば「レズビアン」みたいなもので、
(ちょっと性的にきわどいこと書くけど)
「性皮」と呼ばれる部分をメス同士がお互いにこすりつけあう、というもの。
ただ、この行為によって、集団内の緊張感を和らげる働きがあるらしい。
で。
ボノボは「子殺し」をしない。
チンパンジーの子殺し：
チンパンジーに限らず、ゴリラなんかもそうらしいけど、
「子殺し」を行う種がいる。
(ちょっと陰惨なことを書きます)
やだなー、と思うけれど、
オスが子持ちのメスとなんとかして性的なつながりを持ちたいと思ったら
そのメスが抱えている子どもを殺してしまえば、
メスは再び発情期が起きて、割り込んできたオスを迎え入れることができるのだ。
(事実です!!)
この二つの種を比べてみてわかるのは、
生殖に直結しない「性的接触」を許容することで、
「子殺し」が防げるのだ。
なんか、ばかみたいだけど、
えっちであることができれば
陰惨な殺し合いが防げる。
と、言えるようなのだ。
そんなわけで、私のエロ本『サルの百科』は、毎晩私の妄想の「オカズ」になっています。
(といっても、本当にオナニーとかする気は、ぜんぜんしないけど……)うう……またまた陰惨なテーマを。
日本でも問題になった「従軍慰安婦」とも関わるけれど、
どうも「戦争」という現象―たぶん「全ての生物の中で最も汚らわしい共食い」―の中で
戦闘＝殺し合いに直に携わっている男性(女性については知らない)が
強い性欲に駆られることがあるらしい。
これはいったい、何なのか。
前のボノボとチンパンジーの比較とも関わるけれど、
人間はどうもチンパンジー的な性質も持っているらしく、
性欲→殺したい衝動、という連関があるような気がするのだ。
ううう、気持ち悪い。
ただ、救いだなー、と思えるのは、
その一方で、なんだかボノボみたいに
「緊張を緩和する」ということにも
性的な接触が利用されている、そういう面もあるみたい、ということだ。
ある意味、人間は近縁の類人猿たちが特徴的に持っているいろんな性質を
少しずつ持っているみたいだ。
私は、それならボノボみたいに生きたい、と思ってしまう。
何であれ、殺すのはいや。
(たとえそれが「人間の本能」とやらに背くことであっても)
