- 2002年04月28日(日) My Favorite Body ちゃりんこ 「なんじゃもんじゃ」 他
★1・My Favorite Body
★2・ちゃりんこ
★3・「なんじゃもんじゃ」
★4・昨日やったことつい今しがた、お湯を浴びて、出てきて大きな姿見に自分の姿を映してみたら、
気が付いてしまった。
私の下腹の、ぺこんとへこんでいるところ。
ああ、ここに子宮があったんだ。
他にも、私の体にはあれこれ、
自分の性自認を補強するようなことがらがある。
・せまい肩幅
(萩尾望都の漫画を高1くらいのときに読んで
「これ以上肩幅が大きくなりませんように」と祈ったら、
だいたいそんなふうになった)
・薄めの体毛
(でも陰部はちょっとはみ出しぎみだった……
ひげが30代になってから濃くなって
「これじゃ予定と違う!!」と思ったのが
GIDを自覚し、行動するようになる遠い原因になってる。
今じゃほとんど解決済み♪)
・低くない声
(どうすることもできないほどの野太い声じゃない。
でも、ビートルズを無理に地声のままで歌おうとしたのが祟って
裏声で歌うことができなくなってしまった。
最近は、僅かながらホルモンバランスの影響でもあるのか、
『ワダツミの木』がいちおう歌えるようになってきた。
↑そんなに何度も言いたいほど嬉しいのか?>自分)
もしかしたら、ふつうに多く見られるような人々のように
傷つけられていない自我を持っていれば、
上記のように自分の身体のどの部分が自分のどういうプライドを支えているとか、
いちいちこんな人目につくところに書かなくても
思っているものなのかもしれない。
私はきっと、回復の途上にいるから、
こんなところにわざわざ書いて、
「ね? みんな、わかって!!」
と騒いでいるのだろう。これからまた出かけるけど、
お昼過ぎからずっとちゃりんこ(自転車)で走り回っていた。
気持ちいい♪
『月刊フラワーズ』(PFと別コミだかが合体した月刊誌;
確かに『PF』の頃の「隔月刊」の時は
正直なところ「物足りない」感じがしてた……)
すっっっっっっっっごく久しぶりに、なっちと一緒にお昼食べた。
楽しかった。
あれれ……??
もう一つ、何か書くことあったはずなんだけど、
ちゃりんこのペダルから車輪を通って流れ出ていってしまったらしい。
ま、いいや。
細かいことよりも、私が健康、健全であることのほうがだいじ。
(って、思いません?)
ではでは、今からメンタルクリニックへGO!
(今度は「料金一律100円」のバスを使う。
そおゆうのがあるのよ、うちの地元には!
ていうか、もしも私とおんなじ地元の人で知らなかったら、
「地獄行きのバス」(@水木しげる;引用byうちのFくん(^^;)みたいなバスを
中心街で見かけたことありません?
えっ?「地獄行き」じゃわかんない?
……ええっと、じゃ、「あまりにも『いかにも』のクラシックなかたちのバス」
ならわかります?
あれが、料金一律100円(でもたぶん一周したら降ろされちゃうでしょう)の
「市の観光課御用達バス」なんですよ♪
あれはじょうずに利用すると便利だよ〜〜)深夜の静岡、城北公園。
私にとって、幻想的な場所。
――幼い頃、当時ここにあった大学のOBだった兄が
同じ頃そこに「聴講生」としてもぐりこんでいた姉と一緒に
私を連れて訪れたことがあった。
(実は学祭だったのかもしれない。
でも当時の私は幼すぎて、そこまでは気が付かなかった)
実は、その頃と、生えている樹木の一部が同じものだったりする。
「あ、この木、会ったことがある」
幼い頃、樹木は私の友だち、というよりもちょっと「保護者」のような存在だった。
樹木。
地球上で、人間が生存するのにごくごく基本的な条件を作り出すことに
常に協力する存在。
私にとって、リスペクトの対象。――
その城北公園に、どういうわけか今日、深夜のこんな時間に来ている。
バイト先の同僚で興味のあることがらのけっこういろんな部分が共通してる
(だからおしゃべりしていて楽しい♪)みかんちゃんが
「城北公園で『なんじゃもんじゃ』見てくださいよ!」
と、強力におススメだったのだ。
で、先週くらいからみかんちゃんはそのことで騒いでいて、
周囲の友人数名(含・里花)に行って見てごらん、と頻りに奨めたのだけど、
不誠実な友人たちはけっきょく行くことができなかった。
私は残念だと思っていたし、みかんちゃんのちょっと尋常ではないおススメに
実はとても興味を惹かれていたので、
その友人数名で「まったりお茶しましょう@CASA」をやっているところに
私も加わったとき、
城北公園がすぐ近くだし、深夜でもいいからぜひ行ってみたい、と
主張したのだった。
で。
……思い返すと、やや得体の知れない3人組―けっきょくそれだけの人数が残った―が
深夜の城北公園を徘徊するのは、それだけで巡回勤務中のある種の公務員から
「職務質問」とかいうのを受ける可能性があったかも……
行ってみました、城北公園。
日付が変わる頃。
(私たちの世代にとって、あの地点にそんな時間に行くのは、相当な勇気が必要だ。
だって、かつてここにあった大学が移転してしまった後、
事なかれ主義の地方自治体ともう一つ上級の自治体の間で
この場所をどう領有してどう利用するか、何年もの間(二十年以上?)
うだうだともめてしまい、その間手をつけることができずに放置された敷地は
ほとんど「ゲゲゲの鬼太郎の別荘」みたいな状態になっていたのだ(-_-;
その事実や雰囲気を覚えている者は、なかなかあの地域内には足を踏み入れないかも……
今はすっかりお上品な「公園」に様変わりして、
さすがに鬼太郎くんも退去しちゃったのかなー、っていう感じだけど)
それは花木だった。
みかんちゃんは、
「ピークは先週の月曜くらいだったから、今は下のほうから茶色く変色しているけど
だから夜観たほうがきれいなのかも」
と言っていた。
もとあった大学で言ったら「正門」のあったあたりから、公園の敷地に入る。
「ほら、あれですよ」
とみかんちゃんが言うほうを見ると……
ちょうど「雪をかぶった木」のように見える情景が。
「なんじゃもんじゃ」という奇妙な名前を持つ花木は、
へたすると桜に匹敵するのではないか、と思わされるほど立派な
真っ白な花を無数につけた木だったのだ。
はじめは、たまたま正門近くのヒマラヤ杉の間から
1本見えるだけだった。
もっと奥に入っていくと、2本、3本、……
「花時計」が築かれているあたりまで来ると、
気が付けば私たちのまわりはほとんど「なんじゃもんじゃ」で取り囲まれていた。
「うわあー、すごい」
私と、もう一人この蛮行につきあってくれた「やまも」くんは
ため息混じりの叫び声をあげてしまった。
ところどころに置かれた水銀灯の光に、ぼわあっと浮かぶ白。
ちょっと蛍光でも入っているかのように、闇の中に浮かびかける色は、
昼間に太陽光の下で見たら眩しいほどだろうな、と感じる。
でも、人工的な蛍光色とかじゃない。
闇に浮かぶ様子は、雪の白とどこか共通するものがあるかのようだった。
もう暖かくなったというのに、
まるで過ぎてしまった「冬」を懐かしんで「擬態」でもしているように、
枝葉の上に乗っかるようにして夥しい花がついている。
しかも、ほとんど雪が降ることもなく、
まして葉のついた木にそんなふうに雪が積もっている情景なんて、
そうそう見られるもんじゃない、……
と思い返してみると、
実はけっこうシュールな風景?
私たちは、実はシュルレアリスムの絵の中に紛れ込んだのか。
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「なんじゃもんじゃ」という通称名(←「章香」といっしょだわ♪/今はまだ)を持つのは、
その美しく、幻想的とも言える姿に
あの水戸光圀公が興味を抱いた、という史実からきたものだそうだが、
そのことすらそんなに大げさとも思えない。
水戸のご老公に美的センスがあれば、間違いなくこの木に興味を抱いただろう。
私たちは、なんだかちょっと散歩にきた犬たちのように、
ころころと走ったり歩いたりしながら、
この美しくてシュールな「真夜中の雪景色」を、
楽しんだのだった。
特別出演:みかんちゃん、やまもくん
(終)……って、あんた。(^^;(前日のことを振り返って1日遅れで書くのって、
なんだかちょっとムダっぽく感じる……けど、まあいいや)
・お湯を浴びた
(そのまた前の日がなんとなく「鬱」っぽく終わってしまったので
気分を変えるため、という面が強かった。
自分からそういう「気分転換」ができて、よかった)
・ちゃりんこで「お街」へ出かけた
(「お街」というのは中心街のことを
周辺部に住んでる人たちが呼ぶ「通称」)
……詳細はもう、昨日の記事に書いた
・なっちと一緒にお昼を食べた
(七間町のパスタ屋さん『一丁目』。
混んでたけど、待ってでもそこで食べてよかった!
なっちとおしゃべりできたのも楽しかったし)
・駅前のNストレスクリニックという心療内科へ
(ここも連休前、というか連休に入ったから、というか
両方の理由で「今が受診のチャンス」と思う人が多いからだろう、
すっごく混んでいた。
それで、私はいったんちゃりんこを家に戻して、
バス→昨日の記事参照;で行き来しようと思ったのだった。
ところが、午後5時すぎに行ってみたら
なんとそのバス「本日は終了しました」だって!
うーん、「安かろう、○かろう」の部分はどうしても……か)
・午前中に連絡があって、助っ人でコンビニのバイトへ
・CASAでまったり+「なんじゃもんじゃ」観察→昨日の記事参照(^^;
はあ。なんか、すっごーく、私って活動的。
ため息が出るけど、もともと私はこういう人なので、
やっと「回復してきた」のかな、という気が。
ただ、薬を飲むペースが少し乱れがちなので、
今日はちょっとペースを良くしたい。
……できたらね。
(できなくても自分を無闇と否定しない)
・あ、そうそう。一つ忘れていたこと。
一昨年お世話になって昨年の秋にちょっとだけ復活した
NHショーパブのママから電話があった。
「どうなの、様子は?」
私のことを話した。
ママもお店のこととか、あれこれ話してくれた。
私、ママとは少なくともずっとお友だちでいたい。
(「日曜日の午後」にママから電話がかかるのは、
「おいしいケーキとお茶で午後をまったり過ごさない?」という
お誘いの意味合いを含んでいることも多い。
あん、残念!
次の機会はぜひご一緒させてもらいたい。
ママのこと、私は尊敬してる。
いろいろと問題はあるかもしれないけど、一途に頑張ろうとするママは、
やっぱりえらいと思う)