原案帳#20(since 1973-) by会津里花
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2002年03月14日(木) 声をあげたい…… アファメーション 断片集

★1・声をあげたい……
★2・アファメーション
=↓=断片集=↓=
★3・メモ
★4・今日の出来事

★1・声をあげたい……

えっと、とあるHP……じゃなくて「★Trans Sexual Forum in Japan★(通称「TSFJ」)
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Hinoki/4126/
」というところの掲示板に、
こんなことを書きました。
(他の人の書き込みを引用しながらのレスなので、
元の記事を書いた人にもいちおう掲載許可をとりました。
その名前はイニシャルに変えたけれど、別にそうしてくれと
言われたわけではないので、ちょっとちぐはぐかも?
その点、ご了承くださいm(__)m)


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こんばんは。
先週末から今週始めにかけて「鬱状態」になってしまい、
昨日お医者さんから薬をもらったらすごく効くので、
もしかしたら効きすぎで「躁状態」になってしまっているかも。
(こういう、議論とは何の関係もない自分のことを書くこと自体、
そもそも「躁状態」のケがあるのかも。
でも、私は「躁状態」をそういうものとして認識し始めたのがつい最近なので、
それに対してどうすればいいのか、ぜんぜんわかりません。
失礼な言葉があったら、どうぞおっしゃってくださいm(__)m>ALL
自分で気をつけてはいるけれど、
まだまだきちんとセルフコントロールできていないので……)

で、議論の中に入ってきて、何が言いたいのか、というと。

私は議論がじょうずじゃありません。ということです。

なぜじょうずじゃないかというと、
人の言葉のどこか(時には他愛もないこと)に、思わず
「かちーーーーん!」
となってしまうことがあるから。

そうなってしまってから、たとえばその掲示板でいくら言葉を尽くしても、
実はしょせん「かちんと来たぞ! その気持ちをわかって!
その気持ちにだけは謝ってほしい!」
ということしか頭にはないので、
実はそのスレッドならスレッドの話題からは外れちゃっているんですよね。

もしも私がそんなふうになっちゃっているときに、
他の人が冷静だけど支持してくれているようなレスをくれると、
今度は急に、よくなついている犬みたいに
おなかを出して「私、あなたのものよ」みたいな態度になってしまったりして。

どちらにしても、態度としてはけっこうみっともないので、
気付くことができたときにはしばらくだんまりを決めます。
そうして別のことで気を紛らわしてから、
落ち着いてもう一度、私が「かちぃーーーん!」ときた言葉の入っている
レスを読みます。

で。
↑こんなことなら、よく言われる「ネチケット」のお話なので、
ここの話題と何も関係ありませんけど、
私以外にも、あんがい誰でも↑に書いたようなことになっちゃうことって
もしかしたらけっこうたくさんあるのかも、と思ってしまったのです。

でも、どうか誤解しないでもらいたいんですけど、それはたとえば決して
「私はそういう感情的な人間で、
まともな議論なんかできないレベルの低い人間だけど、
他の人も『私と同じように』レベルが低いんだ」とか
言いたいわけではないのです。

感情を持つのは、生きている存在にとってとても重要なことだと思います。
過去に何かとてもひどい目に遭って、
そのせいでそういう「過去」を想起させられるような言葉に出会っただけで
感情的になってしまうのも、
少なくとも私は人間らしいこと、として尊重したいのです。

私は本当にたまたまですけれど、
小学校から中学、高校と進学していく中で、
「この先生だけは絶対に許せない!!」と思うほど
ひどく屈辱を受けたことがありません。
だから、たぶんそのせいで「学校のあり方」とかに対して
強い不快感とかを持つことがあまりないのだろうと思います。

でも、この掲示板で議論されている内容を読んでいると、
学齢期に何かしらジェンダーに関わることで
とても辛い思いをした人がたくさんいるんだ、ということを
思い知らされます。

そんな気付きがあると、たとえば
「私はそんなことなかった。
そんなに学校や教師を悪者にして槍玉に挙げることないんじゃないの」
とか、そういうことは言えなくなります。
もしもそれでも言うなら、掲示板のレスとかじゃなくて、
その人と直接お会いして、ちゃんとお互いの表情が見える場面で
言えるなら言うこともあるかも、という程度です。

私には、学齢期に(悲しいことだけれど)ジェンダーにまつわることで
いじめなどの被害に遭った方の「感情」、っていうか
「気持ち」を先に受け止めたい、と思ってしまうのでした。

(上の記事のつづきです(^^; いつもにまして文が長いのは、
たぶんお薬のせい……ずるいかもしれないけれど、そういうことにさせてください(^^;)

>現実は、そんなに甘くないんです。私も過去何度もカムアウト
>しました。そしてその後、それが失敗だった事がわかるんです。
>
>そして追いつめられ、自殺未遂した事も何度もあります。
>
>私は、誰だって、人からのいじめで死んで欲しくはないんです。
>そんなに簡単に命を落としてはいけないんです。
>
>二十歳前の、まだ中学生に、それだけの重さを受け止められる
>とは私には思えません。
>
>カムアウト後のいじめで。生きてさえいてくれれば・・・
>
>大人になれば、いじめに対抗する知恵もわくし、反論だって
>できます。先生だって現実の社会では敵に回る可能性が十分
>あるんです。
>
>そういった社会で、安易にカムアウトして欲しくないだけです。
>
>これは理屈ではなく、私の体験からでている言葉です。

Y.Aさんのこの言葉、私、共感します。
本当にとても辛い思いをされたことがおありなんですね。
そうして、それらの体験から、なかなか癒すことができない、
強いトラウマが心の中に根付いてしまうことがあるのだと思います。

私にも、もちろん「私」は私でY.Aさんとは違ったところが
とても多くありますけれど、
私なりにできれば触れてほしくない、触れられると私だったらキレて泣き叫んだり
寝込んでしまったりするようなことがある、という点(トラウマに触れられるとパニックを起こす)で、
私はY.Aさんに共感できるのです。
あ……決してY.Aさんも私と同じように「泣き叫ぶ」とか「寝込む」ととか、
そういう意味じゃないですよ(^^;

いつもY.Aさんのレスとかを拝見していると、
どんなに辛いことを言われても、少し間を置いて
冷静な対応ができるのって
私にしてみればとても「羨ましい」です(^^)

>また、金八先生で取り上げられた、良かった良かったと無批判に
>受け入れるのはどうかな? と思います。

そうですよね。
すごくリアルな部分と、「えーっ、そんなのありえないよぉ!!」と
感じてしまう部分が、ドラマの中では
ごちゃごちゃに入り混じっています。
しかも、それ=リアルな部分と嘘っぽい部分=は、
たとえ同じ当事者であっても、人によって少しずつ違うと思います。

ましてや、たまたま自分の周囲にそういう人(っていうかそうだとバレちゃう人)が
見当たらないような環境で生活している人にとっては
「アンビリバボー!!」の世界になってしまうだろうし、
そうであるだけにとおりいっぺんの、しかも大きな勘違いを
してしまうかもしれません。
(直は「のぶた」くんとくっついて仲良くなってほしい!!とか……(-_-;
私も正直、そういう感想を見た時は気を失ってしまうところでした。
でも、それが「非当事者」の間ではまだまだ許容範囲なんですよねー)

ただ、それでも、
↑そういう「性同一性障害」なんて聞いたこともなかった、という人にとっては、
「そりゃお芝居でしょ」ということも一方では思いながら、
主人公(っていうかこのシリーズのメインキャスト)である直に
自分を重ね合わせてone of usを感じ取れる大きなチャンスだとしたら、
それ自体は

>私たちだって、1歩前進だとは思っているんです。

とY.Aさんがおっしゃるとおりですよね。

>ただ、一般の人には、性同一性障害はまだわからない面があるので、よりよい
>ものを作っていただきたいと思って、いろいろな意見を発表して
>いるだけです。

本当に、そうですよね!!
全てをひとまとめにして、「GIDは(みんな)○○だ」「GIDは(誰でも)××だ」と
決め付けてしまうことこそ、
「いじめ」の始まりのようなものだ、と思います。
(例:
先日改名のことを調べようと思って
弁護士会の弁護士さんにお話を伺いに行ったところ、
その弁護士さんからは
「改名の実績なんて判例集にも出ていないからわかりません」
とか言われるし……嘘ばっかり!……
その上、私が結婚歴があったことを打ち明けたら
「診断書があっても審判官からは本当に性同一性障害かどうか、
疑われるでしょうね」だってーーー!!
たぶん事実なんだろうけど、ひどい、ひどすぎる!!……(>o<;(号泣)
私だってこういう目に遭えば、感情的になってしまいますよ……
でも、立ち直ったので、弁護士さんから聞いた「疑いの目」を晴らす
申立書を用意しようと思っています。……っていうことは、
その弁護士さんのおかげで私の申請の弱点がわかった、ということにもなるし。
それにしても、コンサバな土地柄、ほんと、うんざり)

>そういった権利も私たちにはないのでしょうか?

「偏見や差別は、当事者のことをよく知らないからこそ起きる」
と私は思っていました。
でも、何かで(先週の金八先生だったかしら?)
「偏見や差別は、誤った知識から起きる」
という言葉を聞いて、どきっとしました。

確かに、直のケースみたいに、それこそドラマみたいなことは、
他の全ての当事者に当てはまるわけではありません。
その点は、Y.H.さんももちろんおっしゃってますよね。

今、私が強く思うのは、私自身も含めて、
できるだけ多くの「当事者」の声を、
できるだけたくさんの人たちに聞いてもらいたい、わかってもらいたい、ということです。

すっかり長くなってしまいました。
まとまってなくて読みにくいでしょうけれど、
今は私の、これが精一杯です。m(__)m


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★2・アファメーション

例によって、『IFF』からの引用です。
そういえば、私が『今日一日のアファメーション』に触れるようになって、
かれこれもう、1年以上たってるんだ……

でも、ぜんぜん陳腐には見えない。
っていうことは、私、そんなに成長してないのね……
って、こらこら。
そんなふうに自分を悪者にしなくても、いいんだよ。>自分

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自分は生きるのに、あたいする人間です。
自分は、自分のままでいいのです。
自分は愛するに、あたいする人間です。
自分は、自分の居所をつくっていいのです。
自分を、うんと好きになります。

3月15日 人間関係にけじめをつける

 人間関係にけじめをつけることを学びましょう。

 ものごとには、終わりがあります。しかし、今まで保ってきた人間関係を終わらせるのは難しいものです。

 たとえば友人や夫婦や家族などとの間にどれほど虐待が起こっていて、精神的な発達の見られない機能不全な関係になっていても、それを終えることは、なかなか難しいものです。もしこの人間関係を去ると、自分にはほかに誰もいないのではないか、ほかの人にどう思われるだろう、親類に村八分にされたらどうしよう、自分がもう少し努力しさえすれば関係が良くなるかもしれない、自分さえ耐えていれば……などと考えたり、また将来のことを不安に思ったりして、なかなか決心がつきません。もし、こういった人間関係が何の役にもたっていなくて害の方が多い場合、もうすでに死に去っているような関係にしがみついている場合は、思い切って切り離しましょう。

 新しい関係を始めるには、まず古い関係を捨て去ることが必要です。いらなくなった人間関係に、さようならを言いましょう。


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この言葉は、私にとってビミョーに痛い。
だって、私が元パから離れていくことになってしまった原因の一つが、
この言葉に関連したことがらだったから。

もうちょっと具体的に言うと、
(嘘やかっこつけじゃありませんからね)私は
「この人は、私では成長させてあげられない」
と強く感じるようになってしまったのだ。

もしかしたら、その無力感は、自分ではぜんぜん覚えがないけど、
「セレニティ・プレア(平安の祈り)」の「変えられるもの」と「変えられないもの」が
きっちり区別できたから感じたのかもしれないし、
「AA(アルコール依存症から立ち直る自助グループ)」の「12ステップ」の中に
出てきている「私たちは自分が……(中略)……無力であることを認めた」とも
似ているかもしれない。

ところで……この記事「★2」となっているけれど、
実は、本当は「★1」が別にあるんです。
でも、それは他の人も巻き込む内容なので、
そういうことをしてもいいのか、メールで問合せ中ですm(__)m

もしかしたら来週あたりに許可してもらって掲載するかも。

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★3・メモ

送信者 : "章香(あやか)"
宛先 : jackie-matthews@syd.odn.ne.jp
送信日時 : 2002年3月14日 21:09
件名 : 原案帳?


コミケに作品。

イングリット・バーグマンの映画を見ること。
「カサブランカ」借りた。

そういえば、兄・姉を題材にした話、書いてないな。

ていうか、CDと写真、早く整理して、Nさんに送らなくては。

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★4・今日の出来事

・バイト、遅くなったけど行った。

・同僚のNSさんから、ガラスのグラスをもらった。
そしたら、それがすごく素敵なの♪
私が出す作品と一緒に、どこかの展示即売会に置きたいくらい♪

・バイト終了後、やっぱりコンビニの同僚、MOさんと、
サ店……っていう言葉も死語だなあ(-_-;……じゃなくて某デ○○ズで
「まったりおしゃべりの会」をやった。
とても楽しかった。

・昨日買った「YOUNG YOU」を少し読んだ。
そしたら、「Comic YOU」も出た、という電話が書店からかかった。
これは明日買いに行こうと思う。

・家に帰って『3年B組金八先生』を観た。
「当事者の目」で見ると、どうしてもいろいろと
「それ、ちょっと違う……」とか言いたくなるところもあることはあるけど、
1万人のうちの9000人くらいはほとんど知らない「性同一性障害」というものを理解する
きっかけぐらいにはなったと思う。
それは、とても大切なきっかけだ、とも思う。

(よかったら『お話しましょ♪#2(http://cute.iruka.ne.jp/cgi-bin/a3/iruka.cgi?Jackie)』に感想など書いてね♪)

・『声に出して読みたい日本語』、買おうかと思ったけど、今日はやめておいた。

今、[6:08 02/03/15]。
他にもいろいろと考えることはあったのに、
いざ書こうとすると、もう忘れてしまっている。
……うーん、悔しい。

でも、まあいいや。
私の本当に全てをこの記事に書きつけようとしたら、それこそ1日に2万字くらいずつ書かないと、
追いきれないでしょう。

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