- 2002年01月10日(木) 第4回GID研究会 執行一実さん 金八先生
★1・第4回GID研究会のお知らせ
★2・執行一実さんの記事
★3・泣いたり、ふざけたり。
★4・金八先生
★5・friends*別のページへ**この記事は主催者のご承諾を得て掲載しています**
1999年以来、その年度における
「GID(Gender Identity Disorder;性同一性障害)」
についての研究や実践の成果と今後の課題を討議する学会が、毎年3月に行われています。
本年も例年どおり開催されますが、今年の場合、一点だけ例年とは異なり、
岡山での開催となります。(昨年まではいずれも東京だったとのことです)
ただ、私はそれでも参加しようと思っています。
昨年参加して、私自身がとても勇気づけられたし、
GIDに限らず「人間の行うこと」としての限界も、それなりに感じ取ることができたからです。
「GID」ということを考えるとき、
もちろん自分自身の生き方を全うするのがいちばんなのでしょうけれど、
それが自分一人ではないのだ、ということを、オフラインで
(または「生身」とか「現実に」とかいう言い方をしてもいいのかも)知ることは、
少なくとも私にとって大きな意味を持ちますし、
他にもGIDということを苦しむ多くの人にも、
逆にそれを「希望」とする人にも、
同じように意義深いものとなる可能性があると信じます。
それで……
できれば、私、一人で行くのは心細いので、
一緒に行ってくれる人、大募集で〜〜〜〜〜す!!!!
第4回GID研究会(性同一性障害研究会)
■日 時: 2002年3月23日
■会 場: 岡山コンベンションセンター(ママカリフォーラム岡山)
〒700-0024 岡山市駅元町14−1
TEL 086-214-1000
■会 長: 岡山大学大学院医歯学総合研究科
精神神経病態学教室教授 黒田重利
■参 加 費: 3,000円
■事 務 局: 岡山大学大学院医歯学総合研究科精神神経病態学教室内
(担当 佐藤俊樹)
〒700-8558 岡山県岡山市鹿田町2−5−1
TEL 086-235-7242 FAX 086-235-7246
E-mail: t_sato@md.okayama-u.ac.jp
★今年は特に、「インターセックス」や「クラインフェルター症候群」などの
身体的な性分化異常とGIDの関連にも光を当てた研究や実際の治療例などがあったと思うので、
何か報告があるのでは、と楽しみです。
私自身はどうやらISやKSの「当事者」ではないようなのですが、
自分のことを考えるのにとても大きなサジェスチョンを受けることができたと思うし、
できることなら勇気ある当事者の参加も希望しています。
★また、なにしろ行き先が「岡山」なので
交通の便とかも今から考えなくてはならないのでしょうけれど、
詳細はメールまたは掲示板で検討していきましょう。
メールは→会津里花 jackie-matthews@syd.odn.ne.jp へ
掲示板は→お話しましょ♪http://www.cafe7.net/bbs1/mkgif.cgi?Jackie へ私が自分のことでどたばたしている間に、世の中は確実に時計の針を一目盛、進めていた。
実は、私はこの人に一度だけだがお会いしたことがあるのだ。
(実はその後もいろいろとお会いしたりしたかったのだけれど……
なんか、割と瑣末な理由で疎遠になってしまった。
というのは、この方と私と、携帯電話の機種だか会社だかがとても相性悪くて、
いくら電話しても、お互いに全然聞こえなかったのです(;_;))
ともあれ、記事をしっかり読んでほしい。
私も、まだよく読んでいないので、もう一度読みたいし。以下転載---------------------------------
私・主義
「自己責任」時代の暮らし方
(2002.1.7 毎日新聞朝刊)
戸籍で認められたい
「友人の女性を紹介したいんだけど……」。そう言って一人息子が連れてきた「女性」は、スカートをはき化粧をした男性だった。
「驚きましたよ」。長友サチさん(82)=東京都世田谷区=は、長男斎さん(55)=同新宿区=に、パートナーの執行一実さん(45)を紹介された3年前を思い出す。ノド仏があった。声も低い。女の勘がただの友達でないことも知らせた。強い抵抗感を感じた。
斎さんに誘われ、仕方なく3人で食事や買い物に出掛けるようになった。「普通の女性との結婚を望んでいた」サチさんだったが、執行さんの優しさや思いやりに触れ、次第に人柄に好意をもち始めた。「男と女でも不幸な夫婦は多いし、本人たちが幸せならそれでいい。息子にはもったいないお嫁さんと思います」と、今は2人の「結婚」を受け止める。
性同一性に障害
執行さんは「性同一性障害」。幼いころから、好きな男性のそばにいると胸がドキドキした。女性とも付き合ったが、性交渉に嫌悪感を覚えた。それでも「みんなと違う自分」を悟られないよう、必死に「男」を演じた。ゲイかもしれないと思い、ゲイ・バーに行ったこともあったが、違和感が付きまとった。
早稲田の大学院を出て30歳で大手予備校の河合塾に就職した。
「仕事に熱中することで、だれにも言えない心の闇を無理やり封印していた」
自分が性同一性障害と知ったのは40歳の時だった。医療行為として国内初の性同一性障害者の性転換手術が報じられ、本当の自分を悟った。「闇の向こうに明かりが見えた」と感じた。何か行動を起こさなければと、まず、ヤミ治療で女性ホルモンの注射を始めた。一気にではなく徐々に女性になろうと思ったからだ。胸は膨らみ、体はふっくら丸くなった。化粧をし、女性の服装で教壇に立った。
差別には勝算
ただドン・キホーテになるつもりはなく、「勝算」はあった。勤め先が教育機関ということと、上司たちも大学紛争を経験した世代で、ともに人権や差別には敏感だと思った。さらに講師として「どこでも食っていける」と自信があった。
カミングアウト(公表)して直面するであろう偏見にも、「去るなら去れ」と開き直った。不安よりも、中途半端で生きる精神的なダメージの方が、限界に近かったからだ。
「女でしか生きられない自分を認めて」。化粧を始めてから約1年半、精神科医の診断書をもらい、上司に説明した。
交際も隠さず
斎さんと出会ったのはそんな時。「女装の友人」として付き合い始めた斎さんも、やがて「女性らしい」優しさと賢さにひかれていった。ただ「女性」と認めるまでは時間がかかったという。
斎さんが男性を愛したのは初めてだったが、今は「姿形でなく心根にほれた。一生のパートナーです」と言う。執行さんに「将来結婚するためにも、だれにでもきちんと説明できる生き方をしよう」と、正規の治療を勧めた。友人にも積極的に紹介した。
「私との交際を隠さない彼の思いに、正々堂々生きることで応えたい」。執行さんは現在、正規の治療を受け、来年2月にも性転換手術を行う。
2人の夢は結婚だが、国内法では性同一性障害による戸籍訂正を認めた例はなく、今のままでは結婚できない。結婚や戸籍など「制度」がすべてでないとも思う。それでも、執行さんはあえて戸籍上の結婚にこだわる。
「普通の男女は結婚する、しないの二つの選択肢があるが、私たちにはその選択肢すらない」と訴える。
執行さんは手術後、戸籍の性別が変わったら、戸籍の本名を一実に改名すると決めている。その時、心の闇から本当に解放されると信じている。
■□■
現行の法制度では結婚できないが、それでも執行さんは恵まれていると思った。斎さんはもちろん、その親せきも障害を認めてくれている。上司も理解してくれたし、実の母親も受け入れてくれた。しかし国内に数千人いるとみられている性同一性障書者の大半は、差別や偏見を恐れ、公表をためらって暮らす。生活は不便だろうし、抱える精神的苦痛は想像もつかない。制度だけでなく、彼らの生き方をきちんと受け入れる時期だと思う。
ファイル
●性同一性障害
自分の肉体の性に違和感を覚える性同一性障害者は、女性では約10万人に1人と推定されているが、男性の場合、約3万人に1人とされ、女性より多い。日本初の性転換手術は98年10月、埼玉医大で当時30代の女性に行われた。その後、岡山大でも実施。性転換手術は後戻りできない手術のため、日本精神神経学会の治療ガイドラインは、精神療法、ホルモン療法と段階を踏んだ後に手術を行うよう規定している。
戸籍の性別が変更できないため、就職や結婚など生活に支障をきたしており、住民票や俣険証などの提示が必要な場合は、外見と性別表記が合わないため、性同一性障害であるという事実を告白せざるを得ないのが実情だ。最近、性転換手術経験者が戸籍の訂正を求めて家裁への申し立てを行った。
米国の多くの州やドイツ、イタリアなどでは、性別表記の訂正を認める特別法を制定。フランスやスペインなどは法律では決められていないが、裁判所が判決で、出生証書の性別表記の訂正を認めている。---------------------------------以上転載
改めて、執行一実さんの勇気ある、賢い行動を称えたいと思う。
とある掲示板への書き込みです。
本当は、基本的に「クローズド」の掲示板とかに書き込んだものをこちらに転載するのは
もうあんまりしないほうがいいんだ、と思っているんですけれど、
自分で「ジサクジエン」とか言ってるけど、……言い訳かもしれないけど……
ええいっ、うるさいっ!!>自分
わかってもらえたら…… 見苦しいかもしれないけれど。---------------------------------
>>1 (……じゃなくて、左のリンクから「セレニティ・プレア」に飛べます;自作です、いちおう……)
バイト、またコケてしまいました。
なんだか、昨年の1月と同じようにしたい、と誰かが言ってるみたいで、困りました。
1月9日から11日までは、母のそばで寝ていなくてはいけないんです。
母の死の直前の、3泊4日です。(中略(-_-;)
母は1日ごとに弱っていくのがよくわかりました。
8日にはまだ、目を開けていたと思います。眠っているときが多かったけど。
9日には、目をつぶっているときが多くなった。
声をかけると目を開けた。
10日には、私か弟が声かけないと目を開けなくなった。
夜中、ときどき呼吸が止まりかけてはまた再生する、というのが始まった。
なぜか、遠雷が聞こえた。それは決して怖くなかった。
11日、ほとんど目を開けなくなった。
呼吸が途切れる回数が増えた。
12日の午後、家族や親戚が見守る中、母は静かに息を引き取った。
こときれるとき、最期に長々とため息のように息を吐いて死んだ。
一周忌が間際なのに、こんなに弱ってていいんか、自分?(中略(-_-;)
母は確かに、私のことを本当に見ていたかどうか疑わしいところのある人でした。
もしかしたら、私をお人形の代わりにしていた、そういうタイプだったのかもしれない。
けれど、(実はお互いに)ぼろぼろになりながらも、
なんとかして私のこと(GID)を認めようとしながら、
そうすることで、私がせめて祖父と同じように自ら死んでしまったりしないように、
苦しみながら、でも、私を受け入れてくれた人だった。
私は母のお人形をやっていたと思うけれど、
それでも私は母のことを憎んだり恨んだり、できないのです。
私は、性的侵入の加害者だったことがあります。
こんなに苦しい思いをしているから、許してほしい、と思います。
なぜあんなことをしてしまったのでしょう。
なぜあんなに小さな頃から、あんなに多くの子どもたちに、
今思えば性的侵入としか思えないようなことを、したのでしょう。
正直なところ、自覚もなく「いたずら」や「いじわる」をした自分が
なんだかかわいそうで仕方なくなってきてしまいました。
でも、被害の記憶に怯える人たちが、私を許せるのでしょうか。
「わかったから、せめてそばに近寄らないでほしい」と
言われるのではないでしょうか。
ぼろぼろ涙がこぼれるのを、止められないの。
小紋のHP、すごくきれいだと思って眺めながら、
それでも涙が出るの。
私の寂しさを、私はどうやって埋めたらいいんでしょう。
埋めないで、ただ感じるのみでいられるのでしょうか。(中略(-_-;)
どうしよう。
バイト、2度もコケてしまった。
ついさっき、(書き込みはじめる直前)店長から電話があって
行けないって言いながら、それだけで泣いてる。
泣けばいいってもんじゃないんだよ。
あの人と、あの人に、迷惑がかかる。
なんなのよー。
3月23日、岡山に行きます。
その前後、もしかしたら西日本をうろうろできるかもしれません。
けど、今と同じ状態だったら……
って、ああ、もう、何もかもまぜこぜじゃない。---------------------------------
ところで。
少し落ち着きました(は、早いな>自分;いーもん、
「今泣いたカラスがもう笑った」ってちっちゃい頃よく言われたもん!
そーか、オイラ泣き虫だったんだ)
そしたら、少しこんな気が……
「自他の境界線」って、よく自分のこと考えるのにキーワードになります。
他人に自分の心の領域(ATフィー○ドっていうんだっけ?>エヴァネタ)を
侵犯されるのと、
他人から自分の「プライベート・ゾーン」
(=体の、他人に見られたり触れられたりするのがイヤ!と感じる領域)を
侵犯されるのと、
なんだか似ているみたい。
……
でも、今はこれ以上考えられない。
私は自分の性的侵入の加害体験を、はっきりと自覚するのに30年もかかったんです。
それとも、6歳の頃のできごとを「加害」なんて捉える必要、ないのでしょうか。
あれ、なんだかこれ、スレ違い、板違い……
って、ここは2chそのものじゃあ、ないよ>自分---------------------------------
自分で書いてて、なんだかあまりにもイタい。遺体。
自分ではあんまり使わない言葉だけど、さすがに「逝ってよし。>自分」と言いたくなる。とある掲示板に書き込もうかなー、と思ったけど止したこと。
油屋の顔なし。
……で、ございますm(__)m
さっき金八先生見てまた泣いたら、かなりすっきりしてきました。
TS仲間の人からも電話かかってきて、おしゃべりしてたら気が紛れたし。
金八先生・今日のお話を見て:
(原案帳メール)
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送信者:章香
日時2002年1月10日 21:55
宛先:jackie-matthews@syd.odn.ne.jp
件名:原案帳
今、金八先生を見ながら涙を流している。
泣ける男がたくさん出てくる。
麻薬の恐ろしさ。
病との戦い。――その丘を越えちゃだめ!
先輩たちのシリーズは、私は見ていない。
けれど、あの子たちが「本気で演技している」ってわかる。
子どもは育つ。
時には、大人の予想よりも遥かにに速く、そうして、高く……
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私は速記とかタッチパッドの速打ちとか習得しているわけじゃないので、
書ききれないことが多いです。
金八先生が、生徒たちを「守る」ために火の中へ飛び込んだところ、
(画面がなくて文字だけだと文字通り「平面的」になっちゃうけど)
「男の力って、ああいう使い方すればいいんだ」
と思わされてしまいました。
私自身も塾だけど生徒と接する仕事をする機会があったので、
リアル現場があんな奇麗事で済まされるはずはない、とわかってて見ていても
共感してしまうところは多々あります。
ここ数日間、ここの記事があんまりおかしな内容なので
★5・friends*別のページへ(とうとう字数オーバーでした(-_-;)
心配してくれる人がいてくれるらしく、
電話がよくかかってきます。
(ああ、でも、電話以外に人とコミュニケートする機会がないんだわ……
せめて「声」だけでも、文字のみ、「意味」のみのコミュニケーションとは
大きく違う……そこにはぬくもりがある……)