こしおれ文々(吉田ぶんしょう)
◇洞ケ峠を決め込む(一覧へ)
◇とこしえ(前回へ)
◇倒れるなら前のめり(次回へ)
2003年01月17日(金) |
(未決定)その28 読書前感想文 |
日本文芸社から発行された、 キム・ワンソプ著『娼婦論』という本を買いました。
定価1,500円です。
目次をみると、あとがきのタイトルは 『すべての女性たちよ、娼婦魂をもて!』とあります。
著者であるキム・ワンソプがどのような人間かというと、
韓国人です。
ソウル大学で天文学を専攻し、 卒業後、雑誌記者経て作家になったそうです。 2002年、『親日派のための弁明』という本を書くも、 韓国では有害図書として発売禁止に。
後に同書は翻訳され、日本で発売、大反響になったそうな。
先日購入するも、『みんなのゴルフ3』に熱中のため、 まだ5ページほどしか読んでません。
であるから読書前感想文なんですが、
なぜ、すべての女性が『娼婦魂』を持つ必要があるのか? まえがきには、 『本書の内容に怒りが込み上げたり、侮辱されたと思う読者もいたならば、その憎しみと敵意を私に向けるのではなく、各自の個人的な精神修行の機会だと受け取って欲しい。ただ私の苦悩と私の願う社会を表現したものに過ぎず・・・』とあります。
言い方を変えると 『昔ながらの性に対する保守的な考え方が、いやがおうにも残ってしまっている現代において、もう一度その在り方を見つめ直すキッカケであって欲しい。結論が正しいかは別として。』と言ってるように聞こえ、 なーんだ、しっかり逃げ道残してんじゃん♪って感じです。
結局なんだかんだ言って、あんたが保守的な部分、 捨てきれてないんじゃないの?なんて考えちゃうわけ。
まえがきからこれじゃあ 偉そうな事言っても結論で逃げちゃうんじゃないの? って気になるわけです。
しかーし!!
本を読むにあたって、最初から偏見を持ちながら 文章を読んでも、それは文字の並びでしかなく、 読者にとってなんの影響を残さない、無意味な時間となってしまうでしょう。
それではいけません
いまこそ偏見を取り払い、一つ一つの文章の意味、良さを考え、 読んだ時間というものを有意義にするべきじゃないでしょうか?
ただ素通りしていただけの街並を 立ち止まってみませんか?
きっと素晴らしい文章は貴方のすぐそばにあるはずです! そう!もう一度、まわりを見直し、 もう一度、画面を戻して、 もう一度、前の日付をクリックするのです。
『ベギラマさん』とか、『食パンマン』とか、『チューリップその〜』とか 最初は『チッくだらねえ』って思った『ぶんしょう』だって 読みかえしてみたら 『もうホント、バカなんだから♪でも彼っていつまでも少年の心を・・・』 なんて雰囲気なるやもしれないじゃん!!
っていうかあ、だからさあ、なんつうの、
もっと愛して!!
|