samahani
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2003年02月03日(月) 留守番電話と初仕事

けさ、父から電話があった。わたしは、シャワーを浴びていたので出られなかった。

「あのー、○○から(地名)だけど、あのねー、あのー、えーと、あれだ・・・・おらんか(いないの)?(←母の声)、おらん(←父の答える声)・・、あれだよ、あのー、・・だれだっけ?・・・ぷちっ(電話の切れる音)」 

この時点で、まだ出勤していなかった夫が電話をとったので、ここまでが留守番電話に録音されていた。シャワーが終わって、点滅している留守電の再生ボタンを押したわたくし、悪いけど、大爆笑しました。ごめんなさい、おとうさん。

電話の用件は、今度の春休みに父と甥が遊びに来るのだけど、その時に(私にとっての)いとこの子も一緒に行きたいといっているがどうだろうか、連れて行ってもいいか、という問い合わせだった。父にとっては姪の子にあたるその子の名前が出なくて、あーーうーーと時間だけが空しく過ぎていったという訳。

いや他人事ではないのだ。私と夫も似たような会話をしていて、「あそこにあるあれ取って、あれの下だよ」なんて言っては、いまの年寄りみたいだと笑ってしまうこともしばしば。

朝からシャワーしていたのには訳があって、じつはわたくし、苦節25年・・じゃなかった、苦節たったの2ヶ月と半、やっと私にも日本語教師のお仕事の依頼が来たのだ。もうすぐ日本に赴任するというアメリカ人の夫婦を、きょうから約1ヶ月間、週に3回、集中してレッスンすることになった。

初めてのお仕事は、終わってみればあっという間だった。いろいろと詰め込んで教え過ぎたらしくて、奥さんの方が「頭がパンクするぅ〜」みたいなことも言っていた。帰りのタクシーの中でこれでよかったのだろうかと、少しナーバスになっていたときに、今朝の父の留守番電話のことを思い出し、笑いが止まらなくなって不気味な人になってた、わたし。

ビジネスにシビアなアメリカ人に合格点がもらえたかどうか、ちょっと不安になっているのだけれど、もしこの日記で、今後日本語教師のことが書かれていないようだったら、クビになっているかもしれないので、どうかそのことには触れないで、そっとしておいてやってください。なんちて。


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