samahani
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ボストンには、野球のレッドソックス以外にも、アメフトのペイトリオッツやバスケットのセルティックスというホームチームがある。ボストンに住んでいた頃、ペイトリオットが愛国者という意味だと聞いて、「ひょえー、チーム名が“愛国者たち”だなんて、けったいな感じだなあ、アメリカ人ってかボストニアンって、なに考えてるねん」と思ったものだ。
ところが、いまではわたし自身が、りっぱなペイトリオットなのだ。 ニッポン大好き! I LOVE ニッポン!(Japanではダメというこだわりよう) ニッポン・チャチャチャ!
なんなんだ、危ない右翼のひとみたいじゃないか。いつからわたしは、こんなになってしまったのだろう・・。
ちなみに、湾岸戦争の時のパトリオット・ミサイルも、映画のパトリオット・ゲームもこのpatriotのことである。読みは、ペイトリオット、パトリオットの両方あるみたいだけれど、ボストンのアメフトチームは「ペイトリオッツ」である。
前回の日記で、ライダーのおじいさんが9・11のテロに対して、日本も一緒に怒りを感じて当然と言うのを聞いてちょっとムッとしたという話を書いたのだけれど、わたしには、おじいさんのことを悪く思えなかった理由がある。
おじいさんは、大の日本びいきなのだ。日本には旅行で一度、2週間ばかり滞在したことがあるだけなんだそうだけれど、日本語は独学でおぼえた。日本の文化や政治のことにも詳しい。日本も、日本食も大好きと言って、お昼はいつもその日本食レストランで食べている。
そんな人に会うとペイトリオットのわたしは、とっても嬉しい気持ちになるのだ。
そうは言っても、愛国者って言うと、なんだかなー、三島由紀夫ですか?という感じでちょっと・・・・だけれど 「patriotなのだ」なら許せる程度なのだけれど。
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