samahani
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2002年03月05日(火) Wine Tasting Party

お酒飲みじゃないわたしには、酒好きな人の気持ちはちょっと理解しかねる。わたしも、コミュニケーションツールとしてのお酒なら理解できるし、飲めなくても場の雰囲気は好きなんだけど、ほんとの酒飲みな人はひとりで飲むのが好きらしい。それがわたしにはよく分からない。

夕食後、わたしがパソコンに向かっている間、静かだなーと思うと、たいてい、夫はひとりキッチンでワインを飲んでいる。それも、マグカップで。わたしがキッチンに降りてきた時に、お茶でも飲んでいると思わせたいらしい。すぐバレルのに。 思わぬ時に、洗濯機の裏側や玄関脇のクローゼットの中から、ワインの空き瓶が発見されるのも、ちょっと笑える。そんな涙ぐましい努力をしてまで、お酒を飲みたいかね、ダンナ。・・っていうか、何もそこまで嫌わなくてもいいのに、わたし。(ひとり突っ込み)

そんな夫に、「ワイン・テイスティング・パーティーに誘われたけど一緒に行く?」「外に出た方が、さとこの元気が出ると思って・・」と言われても、それは(楽しいのは)あなたでしょーと突っ込まずにはいられなかった。

土曜の夜、7時に始まるというので、適当な赤ワインを買い、1時間かけて高速を走っていった。 

パーティーの手順はこんな感じだ。
1.玄関を入ると、ステッカーがあるので、サインペンで自分の名前を書いて胸に貼る。
2.ひとりずつ、コメント・カードと鉛筆を持つ。
3.ワインのボトルに持ってきた人の名前を書き、ワイン用の紙袋に入れ番号をふる。(誰が持ってきたワインか分からないようにするため)
4.赤と白は区別して白は冷蔵庫に入れておく。
5.プラスチックの小さなグラス(使い捨て)に、人数分のワインを注ぐ。(白の1番から)
6.ホスト役(主催者)が、「白の1番」と言いながら、トレイに乗せたワインを皆に配って回る。
7.ひとりずつ、コメント・カードに番号(白・1)と点数や感想などを書き込む。
8.5〜7を繰り返し、白ワインが全部終わったら、次は赤ワイン。
9.カードを集計し、一番人気のあった赤、白それぞれのワインを持ってきた人に賞品をだす。 
10.一番おもしろいコメントを書いた人にも、プレゼントがある。

わたしは、よそのお宅を見られるのもいいかなくらいの気持ちで行ったのだが、少しずつワインの試飲ができるのが思いのほか楽しかった。集まったのは40人で、ワインは、白ワイン16本、赤ワイン19本。40人分のワインを注ぎ、配って回るのは、重労働で時間もかかる。このペースで全部のワインを配ったらいったい何時までかかるのだろうと思いながら、チーズやサンドイッチをつまみ、お喋りしていた。わたしは、白の5あたりで、既にヘロヘロになっていたが、ちょうどよい頃に次のワインが来るので、結局、最後までいて全部のワインを飲んでしまった。

白ワインの方が味の差が出やすい。おいしいワインはとびきりおいしい。私でも、味の違いがよくわかる。飲み較べをしたことなどなかったので、おもしろい発見だった。私が一番に選んだワインが、人気投票で一位に選ばれると思わず「やったー」とガッツポーズをしたくらい嬉しかった。赤ワインになったら、変わりばえしないので、もう味の違いが分からなくなったのかと思ったけれど、6本目くらいから味が微妙に違うのも分かってきた。赤ワインは微妙に違うなあと思っただけで、とびきりおいしいと思えるものはなかった。

40人が一口ずつ飲んでも、ボトルにはまだ約半分の量のワインが残っていた。キッチンに残った大量のワインの瓶。うーん、お酒飲みにはコタエられないのかもしれない。 (それとも残り物のワインなんて美味しくないの?)





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