samahani
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2001年12月07日(金) |
終戦記念日vs開戦記念日 |
けさ、なにげにNBCニュースなど点けていたら、JapanだのPearl Harborだのという単語が耳に入ってきた。 へっ?なになに?って耳を傾けて聴いてみると60年とか記念日とか言っている。どうやら今日12月7日は、60年目の記念日らしい。つまり60年前の12月7日に日本軍がパールハーバーに奇襲攻撃を仕掛けたその日を忘れないように、anniversaryとか言って特別番組を放送しているのだ。
ふーん、Anniversaryっていうのはこういうふうな使い方をするワケね・・・ってそうじゃなくって。なんかイヤだよね。パールハーバーを忘れないって連呼されるのは。外出した時も半旗になっているのを見かけて、記念日だからかなと思ったり。そういえば、2週間ほど前から、スーパーの入り口で、パールハーバーのポスターを貼って、退役軍人らしきおじいちゃんが、アメリカの国旗の缶バッチやシール、冷蔵庫用の磁石などを売って募金を集めてた。どうしていま頃パールハーバー?と思っていたけど、こういうわけだったのか。
日本語の新聞と朝のフジテレビでも確認して、ついでに実家にも電話して聞いたけど、日本では何も言ってなかったみたい。今日は何の日だと思うって、父に訊いたら、戦時中の記憶がある人だから、さすがに知っていたけど。
9月11日のテロ事件のことも、「私たちはこの日を忘れない」って、今でもずーっとテレビで繰り返し流されている。「9月11日」とか「あなた(消防士)たちは、私たちの誇りだ」とか書かれたTシャツがお店で売られていたり。
でも、何なんだろう、戦争が始まった日を忘れないということの意味は。日本が終戦記念日を特別な日として覚えておくのは、「これからは私たちは平和な国家を目指していく」という意味だと思うけど。アメリカは、奇襲攻撃された日を忘れず、いつでも備えあれば憂いなしでいなさいとでも啓蒙してるのかしらね。
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