キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2008年08月31日(日) 僕にしか分からなくていい。


喧嘩をするたびに、一つ一つ諦めてきた。
キミの事を心底愛することも。
キミと一緒の未来を明確に想像することも。
帰宅後、専用ケータイに着信お知らせランプら光っている期待も。
キミが私を想い出してくれることも。

諦めれば、キミを想うこともそんなに辛くなかった。
好きになればなるほど辛くて、好きになればなるほど虚しくなった。


今までつらいことはたくさんあった。

それを友達に話すたびに
『なんでまだ付き合ってるの?』
『そんなんでどうして2年も付き合ってこれたの?』

私も、よく分かんない。

『キープされてるんじゃない?』
と、酷いことを言うひとも居た。
そう思われても仕方のないことだけど。
でも違うんだよ、って。Jはそんなことしないよ、って。
そう思えた。


別れられない理由なんて
ただ好きだから。
単純なんじゃないの?多分。
自分ではそんな答え、簡単には出てこないけど。
多分そうなんじゃないかな。

昔のキミのままだったら、やっぱり私は別れてると思う。

でもキミは少しずつ変わってきてくれたから。
だから「まだ大丈夫かも」って思えた。


恋愛は難しい。その理由は、
努力して叶うものではないから。
頑張って死ぬ程勉強し続けたら、有名大学に合格できるように
死ぬ程誰かを愛したら、その人に愛される訳じゃない。



もっと私を愛してくれる人はいる。もっと私を大事にしてくれる人はいる。
前はずっと思っていた。常にそう思っていた。
けれど今はあんまり思えないんだよ。
キミ以上に私を想ってくれる人が想像つかないんだよ。


キミが呼ぶんだ。 はるー、って。 はる。って。


優しくなったよ。キミは。
それは私のために。私を想ってくれて。
それは分かるんだ。
私にしか分からなくていい。



つらいことは、少なくなってきた。
でもそれは、私が一つ一つ諦めてきたから。
Jを想うことを抑え続けてきたから。

それって何かおかしい気がして、何か間違ってる気がして。
でも確信を持てる、何か確実な気持ちが持てなくて
キミに説明できずにいる。


喧嘩をして仲直りをしたって、気持ちが戻る訳じゃない。

その人がどんなに大切なのかって
別れなくちゃ分からない気がする。


本当のお別れが、

私達には、まだ来ない。







はるか |MAIL

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