キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2007年03月28日(水) 君の住む街。


何本も電車を乗り継いで、
遠い場所に住むJに会いに行った。
ニュータウンとも言われるそこは
前にJが送ってくれた街の写真と同じで
広くて綺麗な場所だった。


暖かくて広くて道も綺麗で
Jが住むのに最適な空間。

今までこの街でJは
何を見て何を感じて
何に泣いて何に怒ってきたんだろう。
一緒に育ってみたかったなぁとも思うけれど
もし一緒の街で育っていたら、
恋人同士になることも無かったかもしれない。

Jの実家に行った。
両親さんは用事で居なかったけれど、
Jのお母さんは最大級に優しい人だ。
前々からそれは知っていた。

私とJのために料理やデザートを作っておいてくれて、
「どこでも(棚などを)開いて食べてね。」
とか
「エプロン使うようだったらどうぞ!」
とか
そんな書置きがところどころに用意されていた。
こういう女の人には、もう会えない気がする。
私もこんな女の人になりたい。

ふと君が
「どうして(オレ達は)こんなに仲がいいんだろうね〜」
と言う。
ほんとどうしてだろう。
世界中の恋人達は、どんな風に過ごしているんだろう。


どうして、幸せは怖いんだろう。
何故幸せは永遠じゃないんだろう。
私はJを失うかもしれないという不安や恐怖を
いつまで持ち続ければいいのだろう。
いや、ずっと持ち続けていられればいいのだろうか。

未来が怖いというのは、ずっと変わらない。
むしろ、私が変わってしまうことと
Jが変わってしまうことが
一番怖いのかもしれない。


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