キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
index|back|next
2007年02月26日(月) |
このあいだ、会ったとき。 |
君が居る街に行って、会社説明会を終えて 君の授業が終わるまで、君を喫茶店で待ってた。 午後の5時頃。
「近くの喫茶店でまったりしてるから、 ガッコ終わったら連絡ください。」
そうメールして、1時間以上喫茶店で雑用をしてた。 就活のための自己分析をしたり、今日の反省をしたり。
君を待つのは、苦痛じゃない。 ずっとドキドキして居られる。
『こんな日に限って遅れそう。』 君からのメール。 気がつくと6時半になろうとしてる。
少しがっかりしながら、またゆったりしてた。 作業がひと段落して、一息つく。 「ふぅ。」って力を抜いた瞬間、 隣に君が座ってた。
ものすごくびっくりした。 君はニコニコ笑ってた。 あぁ、一ヶ月ぶりのJ。 髪の毛が少し、短い。
「びっっくりしたー!! もう、ほんとびっくりした。。」 と言うと、君はまた 「あはは、サプライズ。笑」 と笑った。 幸せだった。 これで2回目のサプライズ。 1回目は、クリスマスだった。日記には詳しく書いてないと思うけど。
君は髪の毛が少し短くなってた。 私が頭を撫でながら「髪切った?似合うね。」と言うと、 「今日朝切ってた。おかげで遅刻した。笑」 と言ってた。
会えないとき、君はそっけなくて、私の事なんてどうでもいい感じだけど 会うときはやっぱり優しい。大切にしてくれる。 君は私に会えて嬉しそうだった。
「夕ご飯を食べに行こう。」 と、喫茶店を出て街を歩き始めた。
私も背が低くて、君も背が低い。 もちろん君の方が背が高くて、身長差は10センチ以上ある。 私にとっては君の背の高さが丁度良い。 手を繋いで、街を歩いた
Jは、人目をあまり気にしない。 だから人が多い場所でも、私を抱きしめたがったり キスをしたがったりする。 私は勿論恥ずかしいので嫌がるんだけど・・・。 「ぎゅーしたい。」と君が言って 「人がいるからダメ。」と私が言う。 君が拗ねる。それが可愛い。 ふいに、繋いでいる私の手に君はキスをした。 そういう一瞬、一瞬が、多分生きてるうちで一番幸せで これからどんな風に、そういう幸せを失っちゃうんだろうって、 私は損な考えばかりをする。
会えないときも、 今くらいに私の事を想ってくれればいいのに。
いつの間にか、別れる時間が来た。 2人で駅に向かった。 私は特急電車に乗って、またいつもの街に3時間かけて戻る。 ぎゅう、って一瞬、抱きしめられるのを許した。 繋いでいた手が離れる。
心を、押し殺す。 いつもそう。 哀しくならないように、心を無にする。
「ばいばい。また来るね。」
本当に、また来るから。 会いにきてもらうより、私はこうやって会いに来たい。 私はとてもずるいから。 だって、会いに来て貰ったら、 見送るときにすごく哀しいから。
------------------------------------
|