キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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Jの保存メールが214通になった。 その214通を私は捨てることができずに、鍵をかけてしまっている。 ボタン2つくらい押せば、こんなデジタルな文字は消えてしまうのに。
数にしたら少ないかもしれない214通のその殆どが、docomoの送信文字数いっぱいで埋められている。
何度も何かに期待して、何度もそんな期待は裏切られて、もうすぐ1年になる。 Jの事は好きだけど、好きではいちゃいけない時期がやってきた。 きっと好きの種類が変わってしまった。 私が変えるように努力した。
私がJに幸せにしてもらえないことは分かっている。 私もJを幸せにできないことは少し分かっている。
大人になるのは哀しいことです。
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