キ ミ に 傘 を 貸 そ う 。
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2004年12月01日(水) J

もう私のことは忘れたのだろうか。
過ぎていく夜が朝になっても、辛くない程話せたのに。
私は素直じゃないから。もう、想う側は辛いから。
せめて一瞬でも、思い出してくれたらいいな。

世界に一つだけの旋律と、機械音。
私が魅了されすぎて狂ったように聴いていた、音楽達。
君と同じような道を行くのは絶対に嫌だった。
だって、ライバルだって思われてしまうかもしれないから。

比べられるのが怖いよ。私はただ、君を尊敬しているだけなのに。
ただ憧れているのに。その才能と意志の強さに。
君に対する想いはおそらく半分くらい嫉妬かもしれない。
でも私にとって嫉妬って、愛しいという言葉と同じくらいだから。

何よりも話す程君は遠くなる。
ふと口に出してしまう時がある。

「今、Jに一番届かない。」

本当は分かって欲しかった。悟って欲しかった。
勝手だ。私が全てを相手に委ねすぎる。
明日世界が破滅するなら、全て話せるのに。仮定法で全てが終わる。
明日があるって、自由だけれど制限もされる。

隣を歩くことがこの先あるだろうか。



「もし生まれ変わったら。」
なんて、意味のない言葉だ。来世まで待てる訳がない。
現世で君と。君と見に行きたい。たとえそれが友情でも愛情でもなくても。
きっとそれ以外の感情だって存在するものだ。
そう、思い込んでもいいかな。

ただ繋がってるのはこの小さなもの。
なんて細い糸で繋がっているのだと思われるでしょう。
でも僕等にはこれしかないんだ。
ただこれだけが光っているんだ。

壊される前に、自分から怖そうかと思った。
でも駄目だったよ。
どんなに私が君を想っても、どんなに君が家族のような愛をもってくれたとしても、いつか終わりがくるなんて。
そんなの哀しすぎて、嫌だよ。
だって、私は、この先ずーっと、ずっと忘れないと思うから。
ずっと思い出せると思うから。忘れないんじゃなくて、忘れられないから。
一方的なんて、哀しいよ。


あなたに、聴かせたい音楽がある。










はるか |MAIL

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