| 2010年03月17日(水) |
■わかっていないことは、自分の言葉にできません |
きちんとわかったのか、わかったと思っただけなのかは、 一度その内容を自分の言葉で説明(表現)してみると、 たちまちはっきりします。 自分でわかっているのかわかっていないのかがわからない時には、 言葉にしてみたり、図にしてみたりすればよいのです。 表現するためには正確にわかっている必要があるのです。
ぼんやりとしかわかっていないことは、自分の言葉にできません。 説明しているうちになんだかあやふやになってしまいます。 あるいはごまかしてしまいます。 わかったように思っただけで、実はたいして わかっていなかったことがわかります。 それに対して、ちゃんとわかっていることがらは、 自分の言葉で説明することができます。 (略)
自分がわからないことは人にも上手く説明できませんが、 うまく説明できれば、誰よりも 自分が「よくわかる」ようになります。
出典元 「「わかる」とはどういうことか」 おすすめ度 ※おすすめ度について 著者名 山鳥 重
この本では、さらにこう言っています。 「本当にわかったことは、応用できます。 何かある知識を持っているとします。 その知識が具体的なことがらに即したことであって、 そのことにしか使えないとすれば、その知識はそのこと限りです。 しかし、もしその具体的な知識の裏にある原理が 理解できていれば、その知識は他の現象にも応用できるはずです」
簡単に「わかった」と思いがちですが、 自分のことばで表現できなかったり、 人に説明できない「わかった」は結構あります。
また、「わかった」はずのことが、行動に移せない、 つまり応用できないこともたくさんあります。 それは、結局、本当には「わかっていない」 ということでもあり、人間には、 本当には「わかりたくない」ことも多いようです。
簡単に「わからない」のも、才能だということですから、 簡単に「わかった」つもりにならず、本当に大切なことは、 自分で表現できるほど、説明できるほどまでに 「わかった」を深めていきたいと思います。
■「ぼちぼち、お散歩日記」↓ 「夜に売られていたキャベツはこんなでした」
ちょっとびっくりしたのでした。 食べ甲斐ありそうだなぁ〜
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