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2010年03月12日(金) ■人間関係、家庭は、「ある」ものでなく育んでいくもの

人間関係が厄介であろうと、ぶつかりあい、
折り合いをつけながら、私たちは人の中で生きてきたのです。
数々の衝突や摩擦、あるいは心癒される経験を重ねるうちに、
人は、人付き合いの術を学ぶのです。
生まれながらにしてコミュニケーション術なるものを、
身につけているわけではありません。(略)

面倒だからと、人とのかかわり合いの一切から
遠ざかっているかぎり、人としての成長は期待できません。
もちろん人とのふれあいのなかで心揺さぶられる感動を
味わうこともできません。
それは、一度きりの人生において、きわめて、
重大な損失であるだろうと私は思います。



出典元 「生きかた上手」
おすすめ度 4.5
著者名 日野原 重明


この本では、人間関係や家庭というものは、
「そこにすでに「ある」ものではなく、
 手をかけて「育む」もの」だと言っています。

そして、「育む」大切さをこう言っています。
「面倒でも手をかけなければ、
 家族も人間関係も冷え切ってしまいます。
 手っとり早い解決方法などありません。
 日々コツコツと積み重ねてゆく、
 そんな地道さを必要とするでしょう。
 その習慣の中で、自分以外の「他者」に
 心を寄せる感性が育つのだと思います。
 他人の喜びや痛みに共感できる心の幅というか、
 度量が広がるのだろうと思います」


相手との関係を時間も手間もかけて育ててゆく…
その中で相手も自分の心も育ち、成長し、幅もでき、
豊かな人生を生きてゆくことができる、そう思う。

けれども、この「育んでゆく、育ててゆくこと」が、
余裕がない今の状態では、本当にむずかしい…
何でも、手っとり早く、すぐにと、成果を焦りがちで、
こらえ性がなくなっているのだと感じる。

しかし…人間関係も家庭も、必要分の手間暇かけないと、
本当の関係も絆もつくっていけないとわかっている。
こらえ性とか、ゆったりするとか、焦らないとか、
そんなことを取り戻していかねば…と思います。




■「ぼちぼち、お散歩日記」↓
「なんとな〜く、笑っちゃったお店」

こんなお店もあり、楽しいですね〜

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