2004年06月04日(金) |
「楽しまなきゃ損だ」という言い方はとことん卑しい。 |
「楽しまなきゃ損だ」という言い方はとことん卑しい。 いったいいつから人生は損得勘定になったのか? 楽しいのは楽しいから楽しいのであって、 得をするために楽しむのではない。
「まれに見るバカ」より 勢古 浩爾著
考えてみれば、そうだなぁ…「楽しまなきゃ損だよねぇ」 などと、よく言ってるような気がする。 深い意味はないが、恐らく 楽しむこと=得 つまらないこと=損 とどこかでインプットされたに違いない。 それか、つまらないことが多いので、楽しめそうな時には、 思い切り楽しもうというノリで言うのか…
しかし… 本当に「楽しまなきゃ損」なのか… …うん、やっぱり損な気がする。
せっかく同じお金をかけるなら、楽しまないと損だし、 どっか行ったら、楽しまなきゃ損だし、 どうせ生きるなら、楽しまなきゃ損だし… 仕事するなら、つまらないより、楽しい方がいいし…
ただ、その楽しみ方が人それぞれあって、 私の楽しさが、他の人の楽しさと同じとはいえないかもしれないし、 私が損と思っても、他の人は、それを得と思うこともあると思う。 つまらないと思うことも、恐らく大いに違うだろう。 つまり、自分の中だけの、損得だってことなんだな。
自分が損でないと思えば、つまらないことも損でなく、 自分が楽しくても得だと思わなければ、それだけのことなのだなぁ… じゃ、つまらなくても得だと思えば、2倍得かな…?
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