2004年05月15日(土) |
非常識を怖がっていてはいけないのだ。 |
考えてみてもらいたい。 論文や資料を見て、 他にも同じような製品の研究をしている奴がいたといって 安心しているようではダメなのだ。 他にもいるということは、とりもなおさず 独創性に欠けるということなのである。
それよりもむしろ、誰もとりかかっている者がいない、 自分一人がやっているようだという認識に立った時、 むしろそれを誇りに思うべきなのだ。
ひょっとすると、そのことを誰かに話せば、 「お前はマヌケだ」と言われるかも知れない。 誰もやらない非常識なことをやろうとしているといって、 相手にされないかもしれない。
けれでも、私の経験では、 それこそが独創的でとてつもない製品を発明する第一歩となるのである。 非常識を怖がっていてはいけないのだ。
「考える力、やり抜く力、私の方法」より 中村 修二著
やっぱり、とてつもなく大きなことをやり遂げた人は違うな。 非常識から逃げずに発想することが大事だと言っている。
私のような、何となくバランスを取って生きている者にとっては、 「あなたは非常識だ」と言われると、どうも居心地が悪い。 そう言われると、どうしてもいわゆる常識的発想をしようとしてしまう。
本当は、常識なんて人によって大いに違うし、 育った環境によって違うし、会社によっても違うし、 地域によっても全然違う。 世界まで広げたら、日本の常識は非常識と言われるくらいに違う。 何の基準もないものだが、みんながなぜか拠り所にして、 「常識」を振りかざして、それに当てはめようとする。 そして、自ら当てはまろうとする、私みたいに。
それはそれとして… なんだかんだ言ってみても、 私には、独創的な発想が出来ないのだ。 独創的なアイディアが出てこないのだ。 (って、そう決め込んじゃいけないけど)
自分の中では「これはっ!」ととてつもないことを発想してみるが、 調べてみると…誰かがすでにやってる。 「やられたっ」と思うことばかりなのだ…(つまり発想が常識的) もっとも、そう簡単に独創的な発想がわいてくるはずもないのだが…
だから、独創的な発想にとてもあこがれがある。 いつもポンポンと独創的なアイディアを出す人がいる。 そういう頭の構造を持った人が、とても羨ましい。 (それを実行できるかどうか別にして)
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