2003年09月04日(木) |
地獄は一定(いちじょう)すみかぞかし |
地獄は一定(いちじょう)すみかぞかし
「歎異抄(たんにしょう)」より 親鸞
地獄はもともと自分のすみかなのだ、とか 地獄こそが自分の居場所なのだ、などの意味だ。
いろいろな解釈があると思うが、 私は「地獄はある」と勝手に解釈している。 自分はそれほどに善人ではなく、 小さな悪も犯すし、嘘もつき、人の悪口も言う。 自分を守るために言い訳をし、 人に責任を押しつけることもある。 なかなか善行も行えない… そんな自分だから、そういう自覚があるから、 地獄に落ちるかも知れない、 「地獄はある」と言い聞かせ、 自分の悪に歯止めをかけている。
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