2003年03月24日(月) |
日本人がこれまでやってきた人間関係のやり方は、 |
日本人がこれまでやってきた人間関係のやり方は、 話しなんかしないでも以心伝心でだいたいピタッと わかるというのが好きなのです。 それで、皆一緒じゃないか、と。 いちいち説明しなくて、一緒にやりましょうという 気持ちがあるのです。(略)
ところが、アメリカ人やフランス人を見ていますと、 一人一人がきっちり別れていて、話し合いでまとまっている。 これについては、一長一短で、どちらがいいとは言えないと 思っています。
「日本人」という病 より 河合隼雄著
小泉さんは、「説明をしている」「説明をしたきた」と 力説しているが、どうしてもそうは見えない。 私たちに向かって、本当にわかって欲しいという 訴える気持ちに欠けるように見える。 それよりは、「俺の苦しい気持ち、わかってるだろう」 と、詳しい説明などはせず、本音を言わずに、わかってくれ!と 押しつけている感じを受ける。
以前の日本なら、それで収まって来たのかも知れない。 しかし、今はみんなが、他国のやり方を見ることが出来るし、 比較する事が出来る。 「説明をしたきた」と開き直る前(そう見える)に、 どうしたら少しでもわかってもらえるか、理解してもらえるのか、 もっと伝える方法を考え、実践した方がいいと思う。
…ただ、これが自分のことになると、確かに説明下手で、 説明不足で、議論もなかなか出来ず、本音も言えず、 同じような手法を使っているような気もする… もちろん、立場が違うので、全然重さが違うが。 日本人か…、やっぱり。
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