2002年10月31日(木) |
何かを「する」ことでなく、なにもしないで「いる」ことのすごさ、 |
何かを「する」ことでなく、なにもしないで「いる」ことのすごさ、 という見方で、老人に接することが大切ではないか。 何かを「する」ことは、青年期の考え方だ。 この考え方に基づく人生観が、近代社会で、 あまりにも前面に出過ぎてしまった。 老人になっても、この青年期的な考え方では、うまくいかない。
「人生学ことはじめ」より 河合 隼雄著
今の時代は、老人が疎まれるように見える。 いずれ、自分も老人になることをみんな忘れているようだ。
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