ことば探し
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2002年08月09日(金) 人間というものは、自分より「すぐれた人間」からばかり教わろうとしていると、

人間というものは、自分より「すぐれた人間」からばかり
教わろうとしていると、すぐだめになる。
自分よりも「だめな人間」から、どれだけ学ぶことができるかで、
成長するものである。


     「まちがったっていいじゃないか」 森 毅著



先日会社の先輩から、面白いことを聞いた。
会社には仕事が出来る人が、約3割いる。
中くらいの人が約5割。
仕事が出来ないのが約2割いる。
だいたいそれで成り立っているというのだ。

けれど、この出来ない2割はとても大事で、
「あんなヤツがいるから困る」とか
「なんであんやヤツがいるんだろう」とか
「仕事が出来ないなぁ」と言うようなことで
自分が優位と思えるような存在としてとても大事らしい。
つまり捨て石みたいなものらしい。

そして、その出来ない2割の中でも、
「あいつよりは出来るだろう」というような
低レベルでの優位合戦が展開されているという。

さらに、この出来ない2割を切ったとしても、
また、新たなだめな2割が出来上がるらしい。
どうやら、そんなものらしいという話しだった。

つまり出来る人だけではだめで、出来ない人も
大事な存在だと言うことだ。
人は優位に立ちたいものらしい。
その優位に立たせるために捨て石が必要ということらしい。

なるほどと思わず、ため息が出た。




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