2002年06月20日(木) |
自分の外側だけを飾り立てて、人の目をひくようなことをしてはいけない、 |
自分の外側だけを飾りたてて、 人の目をひくようなことをしてはいけない、 あるいは、虚栄とか見栄とかに見えることは、 出来るだけ慎まなければいけないということを かつては、厳しく言われてきたが、 今は自分を飾りたてて、外側がきれいに見えるというのは、 自己表現のひとつとしてとてもいいことだとされるようになった。 だからこそ、大いばりで、電車の中で化粧したり、 高価なブランド品を見せびらかして歩いたりするのだろうと思う。
「自信のない女がブランド物を持ち歩く」 マークス寿子著
時計を買おうと思ってエルメスを見てきた。 このブランドを持つ意味はあるだろうかと考えた。 いつかほしいと思っているブランドだが、それが今か考えた。 今の自分で似合うだろうか…考えた。
「あっエルメスね」といってほしい気持ちはないか… あるなぁ、あるある。 さりげなく実質的に使うより、 そう言ってほしい、気づいてほしい気持ちが先立っている気がする。 日本人のブランド品の持ち方は、そういうものだと思う。
で、見栄で買うならやめようと思った。 本当にほしいと思ったときに買おうと思った。 気持ちの中では、見栄もあるにはあるが、やはり、 見せびらかす自分は恥ずかしい… 誰かと張り合うのも自分の中で恥ずかしい… 今の流れに乗っているようで恥ずかしい… 時期早尚だな。
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