2002年06月14日(金) |
わが国にもかつて「美しく死ぬ」ことを人生の目的として生きる文化があった。 |
わが国にもかつて「美しく死ぬ」ことを 人生の目的として生きる文化があった。 ただ、それだけでは歪みの生じることも われわれは知っている。 しかし、現代のように「生きる」ことだけに ガリガリしているのもどうかと思われる。 ときには「美しい顔で死ぬ」ことを考えたい。
「出会いの不思議」 河合 隼雄著
伯母の死に出会ったとき、身にしみて感じた。 せめて安らかに死にたいものだと。 伯母の死はかなりの苦痛に満ちたものだったから。 その頃から、死から見た生き方を考えるようになった。 「生きる」事だけ考えるのでは、欲深い気がする。 せめて、終わりをきれいにすることも考えたい。
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