2002年05月01日(水) |
万物はすべて相対的な存在に過ぎない。 |
万物はすべて相対的な存在に過ぎない。 したがって、ふだん無価値だと思われているものに価値があり、 無意味だと思われているものにも、意味がある。
「有」と「無」についても同様なことが言える。 われわれはとかく「有」の価値にのみ目を奪われがちであるが、 「無」には「無」の価値があることを忘れてはならない。 いや、それどころか、「有」が「有」として成り立つには、 「無」のはたらきを必要とする。 「無」がなかったら「有」もないのだ。
守屋 洋著 新釈「老子」より
いつも無価値感に襲われるが、 このことばのように思えれば、救われる。 無価値にも価値があり、 無意味にも意味がある。
本当は、価値があることを知っている。 意味があることも知っている。 けれど、「有」の価値のみに目を奪われるので、 確かに、「無」の価値、意味がないような気になる。
もっと「無」価値を分かった方が、認めた方が 生きやすい気がする。 そして、その方が生きていく上で、自然な気がする。
|