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2002年02月24日(日) 「2本目の矢をたたき落とす」

「2本目の矢をたたき落とす」延暦寺 山田恵諦座主の話

例えば、大きな花束をもらって家宝の花瓶を取り出したとします。
運ぶ途中で花瓶を落とし、割ってしまう。
このショックが1本目の矢。

で、「動かさなければよかった」「なぜ、花束なんか」と、
くよくよ考えて、仕事が手に付かない。これが2本目です。

一本目は仕方がないし、教訓として生きる。
2本目は時間とエネルギーの無駄なんです。
これを避けることで人生はどんどん前向きになる。
   
          (略)

花瓶が割れたら、反省しながら、さっさと後かたづけです。
別の器に花を移し、気持ちを切り替えるが精神面の危機管理。
2本目の矢は、迷わずたたき落としてください。
     

 2月23日朝日新聞夕刊 ジュディ・オングの飲茶のあとでより
 



起こったそのことより、
その後で自分を責めたり、人を責めたりに時間をかけたり、
エネルギーを使ったりしていることはよくある。
そして、なかなか立ち直れなかったりすることもある。
こころが後を引くからだ…
なかなか切り替え出来ないからだ。

くよくよしても始まらないことに、くよくよするより、
もっと考える甲斐あることにエネルギーを使った方が
いいことなんだろうな。







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