苦笑う

意味の深い言葉のように見えて

それはただの張りぼてであり

つたない気持ちを飾り立てては

ながいながい時間のあいだ

真っ白い中で錯覚してみるばかり


いやだいやだと眩しがることばかりで

まるで自分は真実であるかのように

そのうつくしい気配に気付けないでいる

憤りではなく悲しみを伴う痛みと共に


愚かなのはそこに立ちすくむ者であり

しなやかに紡がれる意味を

ただうつくしいと理解しえない者である


全て仮初めでも咲くことが出来れば

向き合う理由が整うだろう
2006年11月20日(月)

サ ヨ ナ ラ S T A R D U S T / 0.057