追憶と忘却と回帰


2004年07月22日(木) むかつくから泣かない、イラつくから声を荒立てない。

こういうのを、何て言ったっけ。
いや、忘れたけどさ。
何にむかつくわけでもなく、何にイラつくわけでもないから、
そんなものとっくに忘れた。
だって一時の感情で泣いたり声を荒立てることなどないじゃないか。
そいつぁ継続の感情っていうんだよ。
もしくは、不安定。

僕が何を見ているのか、
僕が何を話しているのか、
時々僕にもわからないのは、
そんなのは昔からのことで。

また、私生活に支障が出てきた。

しばらく眠ってしまおう。
目には包帯をぐるぐると。
いっそ瞳孔に針を突き刺すのもいいだろう。
嗚呼、自分の部屋が喫煙ルームならよかった。
(物が多過ぎて、匂いがつくのが嫌で吸えやしないけれど。)

パソコンから、時々する「じじじぃぃじぃぃ」みたいな変な音
どこか暑さとシンクロして、
それこそもううんざりだ。

電話が鳴る、
ケータイのバイブが僕を呼ぶ、
ああ、うんざりだ。
うんざりだ。

泣くこともなく、声を荒立てることもなく、物に当たることもなく、
手を伸ばすこともなく、表情も変えることもなく、

そうそう、「鉄面皮」だ。

ぐらりと倒れると、頭を掠めるのは
僕の名前を優しく呼んでくれる愛しい人の声と、
時々どうしても聞きたくなる、5年ほどの慣れた懐かしいやり取りの名残と、
つい1年前までは知りもしなかった、「任せた」という無条件に絶大な信頼。


たったそれだけに、勝手に僕は守られるから、
「ああ、大丈夫」そう思える。

廃人になっても大丈夫だ、そう思えるから、
明日一日だけ、
何もほどこさずに手放しで眠れると、いい。
そして、「目覚める覚悟」ができてから、目覚めることができるといいのに、生き物とはそれができない。
安眠妨害反対。

寝疲れて、昼になって腹が減って、起きて、食べて、雑用して、夜になって腹が減って食べて、
あの人が言った「疲れてるときくらいはたまには人間らしい生活を」してみるのもいいだろう。

考えるべきことはクリアにできないことなど、
とうに知った。
くっついてまわるものだとも、とうに知った。

だから、なおさら大丈夫。
これは上限を超えていないから、まだ。
一般的な「疲れ」だから。
耐えられなくてどうする。
頼ったところで弱くなるだけじゃないか。
そしたら、これからが大変だろう。
忍耐は下がるばかりだ。
そう、言い聞かせて。

手も伸ばせずに、上さえ見れずに、軌跡さえ気付かずに、
温度さえ感じずに、痛みにすら反応できず、
くらり、ぱたり。

心拍数正常。
呼吸やや正常。
意識not正常。

そんな夜は、少し困ってから、
目をふさいで
耳もふさいで
闇に堕ちる。

人間の体は、案外、
機能しないものばかり。
使いたい時にこそ、使えないものが多い。
「大事なときにうっかり忘れてきた武器」みたいだ。
いざって時に、役立たず。
そんなとこが嫌い。
卑下できるうちに、寝てしまえ。

気力が無いんだから。
表情を変える気力も、視点を合わせる気力さえ。
重力を判別する気力もなければ、耳鳴りを抑える気力も無いんだから。

僕のこと、思ってるよりわかってるようでわかってないんだろうな。なんて。
お決まりの抽象的な表現をして、自己納得してみる。
匂いが伝わればいいんだから。
言葉の回路じゃなくて匂いが伝わればいいんだから。

余談だけれど、
だから、主語や重要なところを何十分も問わないで。
それは僕が大嫌いなことなんだから。
一発で解釈しなさい。
たずねられるのと干渉されるのは、嫌いなんだ。
甘やかされるのは好きだけれど。

では、

安眠妨害禁止。絶対禁止。










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