追憶と忘却と回帰


2004年03月23日(火) それは雨。

僕の中でなにか壊れた時、
僕はぱらぱらと・・・いいや、がらがらと。
落ちる。

落ちた先には水溜まり。

それはまるで雨のように、
吸い込んで、溜まる。

溜まりすぎた僕が地面に吸収されることなんかなくて、
ざばざばとおぼれる僕は、
路行く人にざばざばと踏まれていく。

人に憎まれる僕はいやじゃないけれど、
僕を憎んだ人に、そんな思いさせて申し訳ないと思う。

人に好かれる僕はいやじゃないけれど、
いったいどう捕らえていいのかわからないから、何も言えなくなる。

今は、居辛い。

「ごめんね」とつぶやくと、
「あほ。」と叱ってくれる人がいる。

「ありがとう」というと、
「今更・・・」と、何も言わないでいてくれる人がいる。

躊躇していると、察してくれる人がいる。

でも、やっぱり。
僕に行くあてはなくて、
接することもできなくて、
なにもかも、空白。

空白の日は、小さな風の唸り声だけを残して。

僕をかき消してくれるといい。


目を閉じたら、口には懐かしい味が広がった。
それは雨。

いくら、
「お前は進むんじゃなかったのか」と問うても、
何も返ってこない僕は、
どうしたらいいだろう。


涙も無い。
血も無いんだろうか。



ここにいてはいけない。
いてはいけない。
いけない。


人と接して、
人と離れて、
人を欲する僕は、

人を欲しきれずに、

一人を選ぶ。



「僕のこと、好き・・・?」

口に出してしまいそうで、

稚拙な言葉しか、
発せないんだ。

言葉の渦も水に還る
今の僕は


僕が存在しないことを
少しだけ望んでいた。


それは、雨のような
夢で、ありますように。


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水無月 水姫 [MAIL] [HOMEPAGE]
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