僕の中でなにか壊れた時、 僕はぱらぱらと・・・いいや、がらがらと。 落ちる。
落ちた先には水溜まり。
それはまるで雨のように、 吸い込んで、溜まる。
溜まりすぎた僕が地面に吸収されることなんかなくて、 ざばざばとおぼれる僕は、 路行く人にざばざばと踏まれていく。
人に憎まれる僕はいやじゃないけれど、 僕を憎んだ人に、そんな思いさせて申し訳ないと思う。
人に好かれる僕はいやじゃないけれど、 いったいどう捕らえていいのかわからないから、何も言えなくなる。
今は、居辛い。
「ごめんね」とつぶやくと、 「あほ。」と叱ってくれる人がいる。
「ありがとう」というと、 「今更・・・」と、何も言わないでいてくれる人がいる。
躊躇していると、察してくれる人がいる。
でも、やっぱり。 僕に行くあてはなくて、 接することもできなくて、 なにもかも、空白。
空白の日は、小さな風の唸り声だけを残して。
僕をかき消してくれるといい。
目を閉じたら、口には懐かしい味が広がった。 それは雨。
いくら、 「お前は進むんじゃなかったのか」と問うても、 何も返ってこない僕は、 どうしたらいいだろう。
涙も無い。 血も無いんだろうか。
ここにいてはいけない。 いてはいけない。 いけない。
人と接して、 人と離れて、 人を欲する僕は、
人を欲しきれずに、
一人を選ぶ。
「僕のこと、好き・・・?」
口に出してしまいそうで、
稚拙な言葉しか、 発せないんだ。
言葉の渦も水に還る 今の僕は
僕が存在しないことを 少しだけ望んでいた。
それは、雨のような 夢で、ありますように。
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