追憶と忘却と回帰


2001年12月21日(金) ☆きっと僕は…。僕はなんなんだ。

昨日、3年B組金八先生を見ていた。
そしたら、こんな話だった。

性同一性障害の少女が、フォークで喉をえぐる話。

…僕もやったな。割り箸で。



正直な話、
僕はカラオケなんか行って、「地田ちゃん、声の幅広いね〜〜」といわれると、
「昔、劇団で訓練されたからね〜」などと言って、ちょっと自慢にしてる。


ウソではない。
訓練されたのはホントだ。

半分くらいホントだ。


僕はホントは男に産まれたくて。
ただ、「障害」というほどではないけれど。

「私」と言わなかったり。
女モノの服を着なかったり。
肌を露出するのが嫌いだったり。
声が男っぽかったり。
女の子好きになったり。
女友達より男友達のが多かったり。
そして、女あつかいされるのを極端に嫌ったり。


たしか、小学校低学年くらいのころ。
友人とお祭りに行って、水あめを買って、
家に帰ったらだれもいなくて、1人で音楽かけて水あめなめてた。
ふと思って。

割り箸を。

喉に突き刺した。

『声、低くなるかなぁ。』

結果、食道を少し傷つけ、少しだけ血が出て、
数日間塩分を取るとひりひりしたくらいだった。
家族には、「転んで刺さった」と言った。
「気をつけなさい」と怒られただけだった。

低い声を出すようになった。

声幅が広がった。

僕はもともとかなり声が高いはずだから。
どんどんどんどん声は低くなっていった。
今でも日に日に低い声が出るようになっている。



今でもなにかあると冗談半分で
「男に産まれたかった」発言をする僕を、

世間はどう見るのだろうか。


今日のBGM>PIERROT ゲノムコントロール


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