愛と創作の日々
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2008年03月30日(日) |
カリスマ トースター占い師 |
カリスマトースター占い師に占ってもらう夢を見た。
なんでも、その道30年で、トースター占いを極めに極めた、凄腕の人ということだった。
トースター占いとは、トースターの焼き具合によって、その人の運勢を占うという占いだった。
占いに使われるトースターは、オーブントースターではないくて、旧式の
食パンを入れて、スイッチを押すと、下に沈み、焼きあがると、ポンと上に出てくるタイプのトースターだった。
なにやら呪文を唱えて、占い師は、トースターに食パンを入れて、スイッチを押す。
「よいか、焼きあがるまで、いっさい言葉を発してはならぬぞ」
と言われてしまった。口調は、なんとなくエラソーだった。
やはり、カリスマ占い師ともなると、威厳を保つために、エラソーになってしまうのだろうか?
などと思いながら、カリスマ占い師の言う通りに、黙っていた。
そのうちトースターが焼き上がった。
こんがりとおいしそうなやけ具合だった。
「こんがりとおいしそうなやけ具合じゃ。マーガリンよりもバターを 塗った方が、身体のためによい。ジャムよりはピーナッツバターを 塗った方が、恋愛運が、ピーナッツを塗った分だけ上がる。」
カリスマ占い師は、満面の笑みを浮かべ、得意気に言った。
それからずいぶんと長い間、沈黙の時が流れた。
なんだか、待っている時間がもったいなく感じたので、
「あの、それで」
と、占いの続きをうながした。
「それで?とはなんじゃ?」
「ええと、それからどうなるんでしょう?」
「どうもうこうのない、マーガリンよりもバターを 塗った方が、身体のためによい。ジャムよりはピーナッツバターを 塗った方が、恋愛運が、ピーナッツを塗った分だけ上がる。
それだけじゃ」
「それだけって!!そんなあっさりしたもんなんですか?」
「そうじゃ。極めるとはそういうことじゃ」
わけのわからないままに、めちゃめちゃ欲求不満状態で目が覚めた。
(見た夢を元にテキトーに脚色してみました)
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