嫌いな食べ物「キュウリ」
以前、殆ど私であった「さくま」という人物は、非常に極端に、マイナス方面に関しての感情が好きで、例えば幸福を見て不幸を知り、其れが時次第で現実になる様な事柄であれば幸福のうちに消えて仕舞いたいと思う、そんな精神構造の持ち主だった。幸福であるときは幸福であるのに、其れが見えずに兎にも角にも終わりを見ずに全てを放棄したがる人であった。
現在、私は未だ自分を検証出来ずに居る。過去の自分を語ることが出来ても、現在の自分を検証出来ずに居るというのは私にとっては、少々傷付く。
……こうならこうだ。というのなら分かるんだけどね。
何も無いと苛立つ。何かあると喜ぶ。少ししか無いと大量に欲しがる。大量にあり過ぎると軽蔑する。
形が未だ見えない。
さて、最近は家族のことを考えては、家族の死を考え、そうして泣くことが多くなった。……別段何があるわけじゃぁ無いが。
其処で、何時私が死んでもおかしくないので、遺書を書いておこうと思った。(別に自殺するわけじゃない)この遺書は、何か内容を変えたくなる度に変えることの出来る、まぁ法的に全く意味を為さない、私の死後の私の家族へ宛てる、手紙の様なもんだ。嗚呼、ちゃんとコロにも書いてやらにゃぁなぁ。
さくま