嫌いな食べ物「キュウリ」
此処を廻るときの中で息づく私には、二つの段階があって、一つは0でまた一つは1である。
此処を歩む私の手管は、0だ。
そう考えると何て此処は楽なんだろうか。私の0に、他人の1が数多く絡み合って来る。本能・煩悩・稚拙な語り口・模倣と繰り返し、掻き立てるあからさまな態度・忘却・日常、そしてまた繰り返し。
0,0,0,0…と来て私の精神は其処には無い、彼らは掴もうとする、そうして私の精神は生まれる、酷く酷く醜い高慢な精神であるのだ。
嗚呼、そういえば、これも繰り返しだなぁ何年か前と。
「ふり」をするのは楽しい。そして下らない。
貴方もね、成長しようよ、と、この場に居る私は今日は貴方に言わないでおこう。(これも嗚呼また1だなぁ…)私は此処に居た。(これは0だ…)
さくま