2005年01月07日(金)
一緒に芝居をしてる友達の母親が亡くなった。 癌だった。 去年の5月に告知され、あっという間になくなってしまった。 彼女のお父様は去年の6月に亡くなっている。 わずか半年の間に、両親を亡くした彼女の心境は 僕には想像も出来ない。
彼女はユダヤ系なので、葬式などもそのしきたりに 乗っ取って行われた。シヴァもその一つ。 葬式の後一週間はその遺族の家に友人親戚が食べ物を持って 訪れる。別に特別な事をするでもなく、残された家族と 一緒に時を過ごす。お菓子を食べたり、昼食や夕食を食べたり、 いろいろな昔話をしたり、写真を見たり。
すごくいい習慣だなあと思う。 そういえば、日本でも初七日、法事というものがあったよなあ。 忙しくと気を過ごす事で、少しずつ喪失感が受け入れられていく。 さらに、こういった時をともに過ごす事で 友人、親戚との絆も強まっていく。
その友人は3ヶ月見ない間にすごくやせてしまったけど、 多くの友人、知人に囲まれている彼女を見て 僕は少しだけ安心した。 大丈夫、彼女はなんとかやっていける。
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