ニューヨーク俳優修行日記
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2004年12月04日(土)

タイミング


同僚の芝居を観に行った。
総勢7人で観に行った。
今まで約一年間一緒に仕事をしてきたけど、
彼女の舞台を見るのは今回が初めて。
一人芝居はとても難しいのだけれど、
彼女と彼女の演出家はとてもスマートに作品を構成し、
彼女はとにかく可笑しかった。

まず、舞台に入ってくるなり、観客に話しかける。
それもものすごいエネルギーで。
でも、怒鳴っている訳ではなく、さりげなく即興も
はさんでぐっとオーディエンスをその世界へと
引きずり込んでいく。

その後は次から次へ様々なキャラクターが
入れ替わり登場し、笑い、ペーソス、風刺ありと
約一時間の間全く飽きさせない
ブラインドデートでしゃべりまくる女、
疲れたシティバンクの従業員トレーナー、
金のない不動産屋、
初めてLSDをやって捕まってしまった裕福な女性、
面接にきたらヒッチコックの世界に迷い込んだ工員、
などなどとにかくバラエティに富んでいる。

彼女とは仕事で同じ舞台に立つし、
普段から面白いことを言う女性だけど、
これからは師と仰がせてほしい。

劇場は元教会。
なかなか感じがいいので、自分でも使ってみたい。




      

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