2002年01月18日(金)
昨夜は久しぶりに日本映画を見る。 三文役者と狗神。 どちらも良かった。
三文役者は最初芝居臭さが鼻についてつらかったけれど、 観ていくうちに気にならなくなり、最後は泣けた。 竹中直人はやっぱりすごい。 芝居の事で落ち込むとこの人の映画を見たくなる。 この人とニコラス・ケイジの間に似たものを感じるのは僕だけ? 新藤監督の暖かい視線が感じられる。 ある型を極めて年をとっていくとある時点からとても自由になるのかな。 いわゆるリアリズムとは違い特殊メイクも一切無しで 中学生から老人までを役者が演じている。 なんかいいです。徒然草みたい。
狗神は打って変わってかなりスタイリッシュ。 きっちりと作り込まれている。 でも良かった。主演の天海祐希はほぼ日で"おいら"を読んでいるけど はじめてみた。綺麗な人です。 昔の金田一シリーズを思い出す。
本日は久しぶりに演劇学校の見学。 冬休みの宿題の発表会。 3分ぐらいのムーブメントのピースの作成。 ひどい出来。 でも、先生は決してけなさない。 何とか改良できる部分を探し出し、あくまで良い点を誉める。 日本の減点法教育とは随分違う。 僕自身もいまだに稽古場で誉められると何だか居心地が悪い。 日本で演出家に誉められるなんてめったになかったから。
本日のBGMは椎名林檎。
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