ブラジルへ戻ってから、初めて陶芸教室へ。 日本帰国前に素焼きをお願いしていた作品へ釉薬を塗り、先生の勧めを頂いてろくろをまわした。 ろくろ。10年以上さわっていない。 これでも10年ほど前にはハッタリで陶芸教室のアシスタントなどを経験していた。 でもこれはホントにハッタリ。陶芸部OBを装い(一応、先生の指示で、ですよ。部員じゃないけど陶芸は好きでした)母校サマースクールに参加する地元の皆様に、土の練り方、ろくろのまわし方、作品の作り方から仕上げ方、などを指導させて頂いていた。 だから当時は人並みな作品は作れたはず。なのに。 久しぶりにろくろをまわした今日、全く感覚が戻ってこなかった。 もともとちょっとかじったくらいなところに10年もなにもしないと、初体験も同じの感覚になってしまう。当然といえば当然なんだけど。
まぁ、今日の例は極端な話ですが。 経験って、あまり意味がなく。 大事なのはその経験を活かして何かを持続させていくこと。 出産育児の経験があったって二人目の時には「忘れちゃってるのよね〜」なんてのはよく聞く話。 持続しないことは人は忘れるし時代は流れるし自分自身も変わる(成長してると言えるかどうかはおいといて)。 せっかくの経験を自分の知識に上手く巻き込まないと、もったいないよなぁ。 ブラジル生活の経験から何かを持続させて自分の知識に巻き込んでいけるのだろうか・・。 その辺、いまだ模索中。
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